関西国際空港の第2ターミナルが10月28日に運用を開始した。格安航空会社(LCC)専用の本格的なターミナルは日本初。関空を拠点とするLCCのピーチ・アビエーションが主に利用し、飛行機5機で1日8路線、18往復を運航する。この新しい第2ターミナルビルの報道陣向け内覧会が先日、開業に先立って行われた際に取材。3回に分けてリポートする。

従来からある関空の旅客ターミナル(現、第1ターミナル)は、イタリアを代表する建築家のレンゾ・ピアノ氏が手がけたことで知られる。一方、今回オープンした第2ターミナルは、鉄筋平屋一部2階建て、延べ床面積約3万平方メートル。一見、外から見ると巨大なプレハブ倉庫のように見えなくもない。

そして、ターミナル内部も装飾を省いた簡素な造りになっており、天井や壁などで鉄筋がむき出しになっている。建造費を通常のターミナルビルの数分の1まで抑え、ターミナルから機体に乗り込む際に利用する搭乗橋もなく、移動する通路には基本、冷暖房の設備もない。一方、天窓を設けて明るさを確保し、照明にはLEDが採用されている。あくまでLCC向け、コスト削減の姿勢がいたるところに垣間見られた。


この第2ターミナルを利用するのは、関空を拠点とする「ピーチ」。国内線と国際線それぞれのチェックインカウンター前に、ピーチの自動チェックイン機が置かれていた。ここでチェックインするとレシートのような搭乗券が出てくるのは、従来通り。また、国内線と国際線の出発口や到着口などが隣同士にあり、国際線が“水色”、国内線が“黄緑色”にわかりやすく色分けされている。

また、国内線と国際線いずれも保安検査場を通り、出発口はそれぞれ1ヶ所。各搭乗口までどれぐらいの距離があるのか“○m”で表示されているのもわかりやすい。


一方、ターミナル内には、コンビニエンスストア「セブンイレブン」やカフェ&バー「プロント」をはじめ、レストラン「銀座ライオン DEPERTURE」、お土産品などが並ぶギフトショップなど17店舗が入店。ほか、ATMや外貨両替コーナー、国際線のゲートエリアには免税店もある。セブンイレブンとプロントは24時間営業で、早朝や深夜の便があるピーチの利用客に対応しているのもうれしい。


次回は、国内線と国際線それぞれのゲートエリアを詳しく紹介する。

KIX第2ターミナルビル
関西国際空港

(Written by Aki Shikama)


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