保安検査場などを通過すると、国内線と国際線のそれぞれのゲートエリアで搭乗時間を待つことになる。出発到着ロビー同様、こちらも天井や柱などの装飾がないものの、ベンチやソファなどは多く、カーペットが敷かれていて、出発前のひとときをのんびり過ごせる。有料で利用できるパソコンコーナーもある。

まず、国際線のゲートエリアには、免税店がある。大手の高級化粧品ブランドがズラリとそろい、さまざまな化粧品を試すことができる。また、お酒のコーナーではワインやシャンパンなどの試飲も可能だ。

そして、軽食ができるレストラン「SKYTERIA」では、関西ならではの「明石たこ飯」(800円)がおすすめ。また、明石たこを使った「タッコンロール」(500円)や明石たこかき揚げうどん(690円)、かつサンド「四元豚」(550円)などのメニューがそろう。コーヒーやジュース、ビールやワインなどもあるので、出発前に腹ごしらえが十分にできるだろう。

一方、国内線のゲートエリアは、国際線とデザインなどはほぼ同じだが、滞在時間が短いのもあってか、広さはやや狭い。

注目は、第2ターミナルを使用するピーチで初となるブランドコンセプトショップ「Fuchsia(フーシア) by Peach」。国際線のゲートエリアにもあるが、国内線のほうが、商品の品ぞろえが充実している。Fuchsia(フーシア)とは深い赤とピンクの中間色で、Peachのシンボルマークにも使われている色の名称。


このショップには、従来のお土産店とは異なる、“おしゃれでおいしい”ピーチが厳選したスナックや飲料、雑貨、コスメなどがそろっている。主なターゲットは、20〜30代の女性。ピーチのnanoblock(ナノブロック)も販売されており、ナノブロック好きなら手に入れたいはず。

また、第2ターミナルのオープンを記念した、スポンジ生地にチョコをサンドした3つの味が楽しめる「関空キャンディーケーキ」(5本入り1050円)、たっぷり果肉入りピーチクリームが入った「ピーチロールケーキ」(1000円)も。関空でしか手に入らない商品で、お土産にぴったりだ。

さらに、国内線と国際線のゲートエリアや、搭乗に向かう通路から眺めることができる中庭では、シンプルなデザインながら、日本の“和”の雰囲気が演出されている。コスト削減を全面に出しつつ、国際空港としてのこだわりが感じられる。

次回は、第2ターミナルの搭乗口や滑走路などを紹介する。

KIX第2ターミナルビル
関西国際空港

(Written by Aki Shikama)


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