大阪での秋の味覚、その1つとして有名なのが「もみじの天ぷら」です。でも、そもそも「もみじって、食べられるの?」と、まずは思うかもしれません。

もみじの天ぷらは、大阪・箕面市を代表するお土産品。箕面には、大阪で唯一“日本の滝百選”に選ばれている箕面大滝があり、ここでの紅葉は息を呑むほど美しい絶景です。阪急箕面駅からこの滝に続く滝道沿いには、もみじの天ぷらなどを販売する土産店が軒を連ねています。

このもみじの天ぷらには、一行寺楓という品種のもみじの葉だけが使われ、お店の軒先で1枚1枚ていねいに揚げられています。カリッとした口当たり、ほのかな甘みでつい何枚も口に運んでしまう、やみつきになってしまいそうなおいしさ。昔ながらの味を懐かしむ中高年はもちろん、子どもにも「かりんとうみたい!」と人気だそうです。

もともと、約1300年前、箕面山で修行していた役行者が五香の滝に映えるもみじの美しさを賞賛し、自然の風味を生かした天ぷらを作って修験道場を訪れる旅人にふるまったのが始まり、と言われています。

ほかにも、箕面のゆるキャラ・滝の道ゆずるくんの「もみじ煎餅」、箕面のサルをイメージした「ベビーモンちゃんせんべい」などのご当地名物もありました。もみじの天ぷらは、年中入手でき、インターネットでの通信販売に対応しているお店もあるとのこと。

ちなみに、箕面のサル、以前はよく滝道などで見かけたものの、最近はほとんど出現しないそう。サルに食べ物を盗られるなどの被害にあった、という話を昔はよく聞いたものの、名物のサルに遭遇しないようになるとありがたいような、ちょっとさびしいような・・・・・

これからいよいよ紅葉の季節。美しい紅葉とともに、とっておきの「もみじ」グルメが味わえる大阪・箕面に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

箕面市ホームページ


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