メダルラッシュで多くのニューヒーロー・ヒロインを生んだロンドンオリンピックや、自立鉄塔としては世界一高い東京スカイツリーの開業、マヤ暦の地球滅亡など、思い起こせばいろいろあった2012年。そんな2012年も例のごとく12ヶ月で終わってしまうわけで、これから新しい1年がはじまります。2013年もおそらく12ヶ月間ですが、いったいどんな未来が待ち受けているのでしょうか。
Nicheee編集部は、年末年始企画「祝巳年!Nicheee編集部“蛇”珠つなぎ」と題して、2013年の干支「巳」にちなんで、編集スタッフひとりひとりが「ヘビ」を共通テーマに2012年12月29日から2013年1月5日までのシリーズとして掲載していきます。

「あの県は水道から○○が出るらしい」、という都市伝説話を聞いたことがあるでしょうか。例えば筆者の出身県では蛇口から醤油が出る・・・という話があるようです。様々な噂があり県民の方からは「いやいや、出るわけないじゃん・・・」という声が聞こそうですが・・・、実は噂の一部は現実化しているものもあるようです。
その中から、どのようなものがあるのかをいくつかご紹介しようと思います。

《蛇口都市伝説代表!蛇口をひねるとポンジュース》
ミカンが名産の愛媛では蛇口をひねると“ポンジュース”が出るとい都市伝説が、実現していた。えひめ飲料は無料でポンジュースが飲める蛇口を、松山市南吉田町の松山空港2階出発ロビーに県の観光と物産をPRする「愛媛旬の味覚フェア」の一環で設置されている。ちなみに、この水道は常設ではなく、毎月第3日曜日の午前10時から午後2時までの間1日600〜700杯(約130L)限定だという。

《空港の蛇口をひねるとりんごジュース》
2008年10月8〜13日の期間限定で、青森県・三沢空港にひねるとリンゴジュースが出てくるという蛇口が設置されていた。
「蛇口」は三沢空港ターミナルと倉石地域振興公社が県南産リンゴをPRするため、到着旅客が手荷物を引き取るエリア内に、かわいらしいりんごのモチーフに蛇口が取り付けられ、リンゴジュースを無料で試飲できるようにと期間限定で設置していたものだったのだそう。

《小学校の蛇口をひねると冷茶》
2007年1月、静岡県島田市の島田第一小学校に蛇口から冷茶が出てくる大型給茶機が設置された。給茶機は手洗い場に設置され児童が気軽に休み時間に飲んだり、うがいをすることで茶成分のカテキンの殺菌作用による風邪予防効果や、子供のころからお茶に親しんでもらい需要拡大につながることが期待されている。
ちなみにお茶は給茶機で水道水に地元産の粉茶を混ぜ、約200Lの緑茶を作ることができるのだそう。

《うどんは用意不要!蛇口をひねるとうどんの出汁》
四国新聞社HPによれば高松空港内に、県内各市町の観光特産品展示PRコーナー「空の駅かがわ」の一角にうどんの出汁が出るという話題の蛇口が!
ちなみに1日に用意されるのは約200人分でなくなり次第終了。ただし、ペットボトルでの持ち帰りや、うどんの持ち込みはNGなので要注意!

《炭酸水が飲放題!パリの蛇口》
ロイターによればフランスのパリ市内にあるルイイー公園に2010年10月21日、市民なら無料で炭酸水飲み放題の水飲み場が登場!この炭酸水は、通常の水道水に炭酸ガスを混ぜて作り、冷たくしてから市民に提供されてる。
この炭酸水の水のみ場は、環境問題に配慮する市当局が設置したもので、ボトル入り飲料水で世界8位の消費国というほどのボトル入り飲料水への依存度、消費量を減らすのと同時に、パリの水道水のイメージアップが狙いだ。

蛇口をひねるだけですぐにおいしい飲み物が出るなんて、わざわざ買いに行ったりネットで注文しなくて済みますね。まだまだ生活水道水と同じ感覚で「蛇口をひねると○○」は、難しいそうですが、いつかきっと水(お湯)以外の「蛇口ひねると○○」が当たり前になる時代がくるのではないかと思うのでした。