昨年のNHK大河ドラマ『平清盛』の主人公・平清盛は、武士として初めて太政大臣に登用されるなど“出世”した人物として知られる。清盛が平安末期、六波羅に在住しながら「西八条殿」と称した別邸を建て、紀州熊野の若一王子の御霊をまつったのが、京都市下京区にある『若一神社』(にゃくいちじんじゃ)だ。
この別邸を建てた翌年、清盛は太政大臣に就任し、その後もどんどん権勢を伸ばしていったことから、神社は“開運出世”の神として信仰を集めて今日にいたる。
神社のシンボルは、清盛自身が太政大臣に任命された時に感謝の気持ちを込めて手植したとされる大楠。樹齢800年以上、今でも西大路通りに面して立つ御神木だ。実は、昭和9年(1934年)の市電工事を行う際、この大楠を動かそうとしたところ次々と工事関係者に事故や不幸が襲って断念されたという逸話も残る。清盛にまつわる霊験なのだろうか。
そして、境内には清盛の像がそびえ立つ。また、開運出世の水として有名な名水も湧き出ていて、新生児誕生に際しての産湯としても知られ、汲みに来る人もあとを絶たない。一方、社務所には、平清盛と大楠が描かれた絵馬や開運出世のお守りなどがズラリと並ぶ。境内では、地元の人々をはじめ、スーツを着たサラリーマン風の男性もちらほら見かけた。
JR京都線(東海道本線)西大路駅から徒歩3分。会社で出世したい、事業を成功させたいなら、清盛がきづいた栄光にあやかり、ぜひこの若一神社を訪ねてみて欲しい。
若一神社
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