さすが007。今作のジェームス・ボンドもすばらしい肉食っぷりで、現代の草食系男子はもっと見習うべきだ！と言いたいところだが、時代の流れには逆らえない。
ところで、現代の若者は過去の007シリーズを知っているのだろうか。この007シリーズを通して見ていくと、自ずと「男らしさ」の理想像、答えが見えてくるのではないだろうか。
そこで、007シリーズを知らない若者のためにも、ここではタイトルに「ベジタブル感」を交えつつ007シリーズをいくつかご紹介しよう。
・ロシアよりクワイをこめて（007危機一発） 1963年
ロシアのお袋さんからの贈り物を巡る物語。「今年もおいしいクワイが採れました。よかったらどうぞ。」という手紙に感涙するボンド。“007危機一髪”…さぞ生活が厳しかったんでしょう。
・サラダボール作戦 1965年
常夏のダイエット企画。痩せて女子力アップしようよ！つって。海の日までには何とかしようよ！つって。もちろんサラダにはアボカドが山盛り。
・私を愛したクワイ 1977年
一夜の情事でクワイを食べてしまったら、クワイが本気になってしまったお話。
・ゴールデンクワイ 1995年
ある日、黄金に輝くクワイを村人が発見し、村全体がお祭り騒ぎに。しかし、後々黄金のクワイを巡って血で血を洗うかのような争いをしようと試みるが、ケンカの仕方がわからず変な空気になってしまう。その時、村の幼い子供が叫んだ「食べたらみんなウンコ！」の一声に助けられみんな笑顔になるという、ほのぼのヒューマンコメディ。
・クワイ・アナザー・デイ 2002
ある日、冷蔵庫を開けると、そこには先日買ったクワイが…！でも今日はもうビーフシチューを食べてしまったからお腹いっぱい。チラリと賞味期限に目をやるボンドガール。まだ大丈夫そう。
「あ、じゃあクワイはまた別の日に食べましょ？」「Kuwai Another Day」 ドーン！！
こうザッと簡単に見てみても分かるとおり、007にはクワイがよく出てくる。いわば「クワイ映画」である。イメージ野菜と言ってもいいだろう。
これらを大いに踏まえて、今回の「007 クワイフォール」も見ていただければ、より楽しめるのではないだろうか。
（Written by ミキトフ）
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