大阪には2つの空港、「伊丹 ※」(大阪国際空港)と「関空」(関西国際空港)がある。関西では一般的に、伊丹が国内線、関空が国際線というイメージがある。特に伊丹は、羽田や福岡などのビジネス利用が多く、どちらの空港も利用する立場からすると、これまで空港で楽しむというより“利用するのに便利”という感覚だった。(※ 大阪・豊中市と池田市、兵庫・伊丹市の3自治体にまたがる)

その伊丹が、単にただ利用するだけの空港にとどまらない魅力を空港から発信しようという動きが出てきた。その1つが、2012年11月に発行されたフリーペーパー『sorairo(ソライロ)』。第1弾のテーマは、ズバリ「飛行機を撮りに出かけよう」で、伊丹空港をはじめ、周辺の撮影スポットが写真付きで紹介されている。

そう、伊丹は以前から、全国の飛行機撮影ファンの間で人気が高い空港の1つ。中には、B700-200などの大型機が頭上を通過するスポット「千里川堤防」もある。フリーペーパーでは、主な4つの撮影スポットが、駐車場の有無や公共機関のアクセス方法とともに載っていて、地図もあるので分かりやすい。

また、フリーペーパーは手のひらサイズの大きさに折りたたまれていて、デザインもカラフルでとてもかわいい。若い女性はもちろん、表紙のカメラは小さな子どもも喜びそうなイラストで、美味しそうなスイーツも紹介されている。ビジネスパーソン中心のイメージがあった伊丹のイメージがガラっと変わりそうで、第2弾の発行も楽しみだ。

なお、このフリーペーパーは、伊丹空港や伊丹スカイパーク、大阪モノレール・千里中央駅(数量限定)などで入手できるほか、パソコンからPDFをダウンロードすることも可能。

空港でこのフリーペーパーをゲットしてそのまま展望デッキ「ラ・ソーラ」で撮影にチャレンジしてもいいし、腕に自信があるなら千里川堤防、ターミナルビルのほぼ反対側にある「伊丹スカイパーク」に行ってみてもいいかも。最近、成田や羽田では、飛行機を撮るのが好きな女性たち、“空美ちゃん”も増えているとも聞く。空港+α、の楽しみを提供してくれる伊丹空港発のフリーペーパー、ぜひご一読を!


画像提供:大阪国際空港(伊丹空港)

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フリーペーパー「sorairo」

(Written by Aki Shikama)