今年もモテない男にとっては寂しい季節、バレンタインシーズンがやってきた。このシーズンになると、男性としてはちょっとしたおやつのためだとしても、「モテないからって寂しくてチョコレートを買ったんだな」と思われはしないかと、チョコレートを買うのをためらってしまう。
しかし、今年は森永が行うキャンペーンによって、大義名分のもとチョコレートを買うことができそうだ。

森永製菓では、2013年のバレンタインに向け、業界初の試みとして次世代型CSR(企業の社会貢献)チョコレート「70g森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>」および「ダース<ミルク>」を期間限定で新発売した。
「1チョコfor1スマイル」とは、森永製菓は、創業110周年を迎えた2008年からはじまったキャンペーン。
ガーナをはじめとする、チョコレートの原料となるカカオの農家の多くが小規模であり、生産技術が未熟なこともあって、十分な収入が得られないまま貧困層が拡大しているという。
そのため子どもたちが学校に通えず、危険な労働に従事させられるといった社会問題が指摘されている。
そこで同社は国際協力NGOの活動支援を通じて、対象商品1つにつき1円をカカオ生産国における子どもたちの教育支援、およびカカオ農家の自立支援活動に充てる活動を続けてきたのだ。
活動をはじめてから5年、累計寄付総額は1億1千万円を超えた。このような地道な支援が実を結び、原料の一部ではあるものの支援地区で収穫されたカカオを使用し、2種類の商品を発売できるまでになったという。今回発売された商品は同社が支援する地域のカカオを輸入し、商品化した。

商品の購入によってカカオの生産地を支援し、その支援地区で採れたカカオ豆で作られるチョコレートを購入していただくことで、さらに支援できるという、可視化された大きなループ(循環)が実現する・・・これは「社会的課題の解決にとどまらずビジネスとして還元できる活動も展開する」ものであると同時に、「森永製菓にしかできない支援」を具現化する試みである。
 
「女性から愛する男性へ」という日本式バレンタインの本分から、「友チョコ」など自由にチョコレートを渡せるイベントにシフトしていっているものの、まだまだ男性には買いづらかったバレンタイン時期のチョコレート。しかし、同社の商品はガーナのカカオ農家を支援する目的もあるので、胸を張ってレジに持っていけるはずだ。
 

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