仕事や恋愛、子育てなどのストレスをはじめ、夏に熱帯夜が続くと寝苦しくなっていき、ついつい睡眠不足になりがちだ。“不眠”はマンネリ化すると自分の体はもとより、精神的にも影響を及ぼす。女性だと肌などのトラブルも出やすくなってしまう。

そんな不眠を解消すべく、「安眠」のご利益ある神社が、大阪府泉佐野市にある。日本で唯一という「枕」「寝床」を守護する日根神社だ。


日根神社では、子宝に恵まれない村の若い嫁が、子授けを願って奉納した“枕”を祭りの幟(のぼり)にくくりつけて渡御したのがはじまり、と伝わる。この言い伝えにより、日根神社では毎年5月5日に行われる「まくら祭り」で、村人たちが色とりどりの飾り枕を奉納して祈願枕にくくって幟を担ぎ、1日かけて渡御しながら“縁結び”や“厄除け”を祈願する。

神社によると、やはり「ぐっすり眠れない」悩みを抱える人々が神社を訪ねてくるそうで、安眠の御守が2種類ある。特に、枕の形をした枕御守がかわいい。緑の安眠御守には、まくら祭りに登場する枕幟の図柄が織り込まれている。(御守はいずれも500円)

そして、寝室に置いて安眠や子宝を祈願する守護札(500円)、枕カバーのように自分の枕をおおう枕覆守り(1000円)も。さらに、自分の枕を神社に持参し、安眠祈願のお祓いを受けることもでき、枕カバーに絵馬のごとく願いを記す祈願枕カバーもある。

なお、上記の御守などは郵送も受け付けている。眠れない悩みをなんとか解消したいなら、日本でここだけの枕の神様に祈願してみてはいかが?

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