日本語はオモシロイ。そしてムズカシイ。
イギリス・ロンドンで生まれ育ち、幼い頃には蒙古斑の模様がユニオンジャックだった私にしてみれば、日本語はすごく魅力的で稀有な存在に感じる。
今回はその数多ある日本語の中でも「そろそろ」というワードの可能性についてスポットを当てたい。そろそろ当てたい。
ということで、名言、名ゼリフ、に「そろそろ」を付けてみた。
●「ブルータス、そろそろお前もか」
バレかけとるやないかい。ブルータス、勘付かれてもうとるやないかい。
たぶんカエサルが刺される前でしょうね。
カエサル「最近みんな裏切りの臭いがプンプンする。アイツもアイツも。でもさすがにブルータスはないやろ。いや、でもわからんぞ。そや、一回試しといたろ。」
カエサル「おう、ブルータス。」
ブルータス「お疲れ様です!カエサルさん!」
カエサル「なんか最近みんな言うこと聞いてくれへんねん。ごっつ腹立つわ。」
ブルータス「大変っすねー。カエサルさんも。」
カエサル「お前だけやで、そんなん言うてくれるん。」
ブルータス「いやいや!日頃お世話になってますし!」
カエサル「そんなこと言うといて、ブルータス、そろそろお前もか?」
ブルータス「うっ…な、なに言うてはるんすか!裏切るわけないじゃないすか!」
カエサル「せやな!お前はそんな事せえへんな!アハハハハ!」
ブルータス「あ…アハハハハ!」
後日…
『ブスッ!!!』
カエサル「うっ!!!!!ブルータス、やっぱりお前もか」
●「少年よ、そろそろ大志を抱け」
クラークさん、呆れてはります。全然大志を抱かんもんやから痺れを切らしてはります。
クラーク「あーもう最近の若者は夢がない。ちっさい願望とか希望とかそんなんいらんねん。俺はもっと大きいて偉大な夢とか志を抱いてほしいねん。ほんまどないしたもんか…。はぁ。」
クラーク「はい、今日の授業は”夢”について話したいと思とるんやけども、なんか夢あるか?」
生徒A「ハイ!」
クラーク「おっ!なんか夢あるんか。」
生徒A「カレーを食べたいです!」
みんな「アハハハハハ!」
クラーク「ハハハ!それは今現在の願望やな。でももっとごっつい夢はなんかないか?」
生徒A「じゃあ…カレーをお腹いっぱい食べたい!」
みんな「アハハハハハ!」
クラーク「それも素敵な夢や。でも内容ほぼ変わってないぞ。もっと応援したくなるような…」
生徒A「カレーを毎日食べたい!カレーの出てくる蛇口が欲しい!カレーでいっぱいのプールで泳ぎたい!カレーが中に入ったパンを開発したい!カレー…」
クラーク「待て待て待て待て。少年よ…そろそろ大志を抱けー!!てかカレーから離れろ!!ほんで最後の『カレーが中に入ったパン』はカレーパンや!!もうあんねんそれ!!帰れ!!」
※たぶん銅像の腕を挙げたポーズは『待て待て待て待て。』の部分です。
あー、飽きた。このネタ飽きたのでそろそろやめます。また次回『「めきめき」に想いを馳せて』でお会いしましょう。
(Written by ミキトフ)
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