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韓国の高速道路は近年、続々と整備されていて、地方都市にも車や高速バスなどでアクセスしやすくなりつつある。

日本の高速道路と大きく違うのは、まず、韓国の一般道路もそうだが「左ハンドル右車線」であること。そして、オートバイなどの二輪車は、韓国では高速道路を通行できないルールになっている。

また、料金所には日本と同様、自動料金収受システム(ETC)がある。そして、サービスエリア(SA)もあるのだが、このSAがまた日本と微妙に異なる。

コンビニエンスストアやフードコート、観光案内所などがあるのは、日本とあまり変わらない。むしろ観光案内所では、地元の観光パンフレットや検索用のパソコン、印刷用のプリンターなどが置いてあり、日本よりも充実しているSAもあった。トイレも予想よりも清潔で利用しやすかった。施設の外には、コーヒーやトッポッキ、蒸したトウモロコシ(あまり甘くない)、オデン(ちょっと辛め)などを売って販売する屋台もあり、日本でもおなじみ「NORTH FACE」「adidas」などのブランド店も。

だが、ご当地ならではのお土産は数少ない。同行した韓国人ガイドによると「日本の高速サービスエリアや道の駅は地元のお土産が充実していてうらやましい。韓国はまだまだこれからです」と話していた。

一方、SAの入口に、キオスクをちょっと大きくしたような売店を見かけた。何を売っているのかというと、アウトドアのグッズ、ぬいぐるみ、毛布、靴やサンダル、韓国の歌謡曲のカセットテープやCD、本、カー用品、iPhoneのカバーなど、まさに“なんでもあり”。さらに、ウッドデッキ調のステージにハート型のオブジェが置いてあるカップル撮影スポットを設置するSAもあった。
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取材協力:韓国観光公社、エアプサン

(Written by Aki Shikama)