近畿には昔ながらの酒蔵が多く点在する。例えば、兵庫県西宮市から神戸市にかけての「灘五郷（なだごごう）」には、日本盛、大関、白鹿など、全国に名だたる日本酒メーカーがあり、京都の伏見も、黄桜や月桂冠などで有名だ。

その近畿2府4県にあるさまざまな地酒が気軽に味わえる、その名も「利き酒マシン」が、大阪国際空港（伊丹空港）にある。

空港の北ターミナル2階、保安検査場の近くにある店舗『空港銘酒蔵』に、その利き酒マシンは置かれていた。一見、ジュースやビールなどの自動販売機のようにも見えるが、ディスプレイの中から見えるのは日本酒の一升瓶など。「白鷹 超特撰」、「超特撰 黒松白鹿 山田錦」、「極上 黒松剣菱」など、日本酒好きなら一度は聞いたことがあるであろう銘酒が30種類並ぶ。

利用方法は、利き酒マシンそばにあるカウンター上の“お猪口”を手に取り、マシンの受け口（小窓）にセットする。そして、100円硬貨を投入して試飲したいお酒のボタンを押せばOKだ。

普段なかなか飲むことができない日本酒の“飲み比べ”が1杯たった100円でできるのは、日本酒好きにとってたまらないはず。また、空港でのお土産選びにも、気軽に試飲してから購入できるのはありがたい。

もっと高級な地酒など、カウンターでの試飲もできる銘柄もある。伊丹空港に出張や帰省などで利用する際、この利き酒マシンやカウンターで近畿を代表する地酒をいろいろ味わってみてはいかがだろうか。

営業時間：8時〜20時（カウンターは19時半まで）

大阪国際空港（伊丹空港）

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（Written by Aki Shikama）