ニッチー編集部が“美人すぎるご当地キャラ”として密着取材する奈良県葛城市のマスコットキャラクター「蓮花(れんか)ちゃん」。この蓮花ちゃんに女性が扮する“リアル蓮花”が、歴史好き女子をはじめとし、密かな人気を集めている。
葛城市の當麻寺で5月14日、中将姫伝説を再現する「練供養」が営まれた。練供養は、奈良時代に一晩で当麻曼荼羅(まんだら)をハス糸で織り上げ、そのまま成仏したとされる中将姫が極楽浄土に迎え入れられる物語を、仮面劇風に演じる儀式、今年で1009回目を数える。
当日、僧侶や稚児らが先導し、金色に輝く信者らが扮する「二十五菩薩」が続き、西方極楽浄土にあたる本堂から人間社会にあたる娑婆(しゃば)堂に掛けられた橋を練り歩いた。その後、仏となった中将姫を抱えて極楽の本堂に戻った。
平日の開催にも関わらず、県内外から大勢の参拝客が訪れた。そして、この練供養を、おなじみ蓮花ちゃんとリアル蓮花に扮した1人の女性が見学した。
今回、リアル蓮花に扮したのは、大阪市の25歳、硲 綾夜(はざま・あや)さん。「小学生の時から歴史が好き。特に好きなのは平安時代で、安倍晴明に興味があります」と話し、「大学で日本史を専攻し、授業の一環で當麻寺の練供養を見に来たことがあります。大好きな蓮花ちゃんに今回なれたのと、荘厳な法要を一緒に観ることができて感激です。人気のある蓮花ちゃんになって多くの視線を感じ、愛されていることを肌で感じました」と、初めてのリアル蓮花を体験でき、とても喜んでいた。
リアル蓮花は、インターネットのみの募集にも関わらず、大阪から静岡まで、12歳から44歳まで6名の応募があり、抽選で選ばれた。次回にリアル蓮花の登場がある際は以下のウェブサイトやブログ、Twitter、Facebookなどで告知するので、随時チェックして応募してみてはいかが?
情報提供:葛城市役所
葛城市 蓮花ちゃん トップページ
蓮花ちゃん 公式ブログ
蓮花ちゃん 公式Twitter
蓮花ちゃん 公式Facebook
(Written by Aki Shikama)