大阪で「きな粉」を使ったスイーツが売れている。そのスイーツは、ロールケーキ、シュークリーム、ワッフル、フィナンシェなど多岐にわたる。
きな粉を使ったスイーツを製造・販売するのは、大阪市平野区にある『向井珍味堂』。昭和27年(1952年)に創業して以来、きな粉をはじめとした穀粉や香辛料など“香り豊か”な粉末食品の製造と販売を手がけてきた会社だ。
向井珍味堂の七味や山椒、きな粉などは長年定評があり、特に、厳選された素材を使って熟練の職人たちが“煎りあげた”最上級のきな粉はとても人気が高いという。そして、2003年、工場直販のインターネットショップ「厳煎屋」をオープンした。
ネットショップで一番人気が「きな粉屋さんのロールケーキ」(1,470円)。小麦粉を一切使っていない、きな粉風味がたっぷり味わえるロールケーキに仕上がっている。イベントなどで出店販売すると、このロールケーキなどを求めて行列が絶えないといい、リピーターも多い。
また、きな粉風味のカスタードクリームがたまらない「きな粉屋さんのシュークリーム」(5個入り945円)、フィナンシェにきな粉を練りこんだ「きな粉屋さんのフィナンシェ」(504円)などもオススメ。ヨーグルトやパンにぬるだけできな粉の風味が手軽に楽しめる「燻製 きな粉餡」(200g、577円)もある。
きな粉というと、餅(もち)などにまぶして食べる印象が強かった。今回、このロールケーキやシュークリームなどを味わってみて、洋のスイーツにも意外とマッチするのがわかり、その評判通り、とてもおいしかった。
人気が高いきな粉屋のロールケーキなどは、ネットショップで販売中。また、大阪のお土産を集めたネットショップ「大阪ミュージアムショップ」で取り扱っている商品もある。百貨店の催事などに出店することもあるので、以下のウェブサイトなどでチェックして欲しい。
向井珍味堂
大阪ミュージアムショップ