夏本番を前に、ダイエットへの意欲も高まるこの季節。しかし、「食事制限をしても、運動をしても、思うように痩せなくなった」「若い頃と体重は同じなのに、シルエットがだぶついてきた」…これってダイエットの限界!?と思い悩む人も多いのでは。

大人のダイエットをサポートするサプリメントを提供するオルビスが2013年5月に行った調査によると、アラフォー女子の7割が体重より体型に不満を感じており、年齢とともにダイエットしても体型が戻らなくなったと感じているアラフォーは、実に96%にのぼったという。また、年齢とともに落とにくくなったパーツとして、半数以上が「お腹まわり」をあげているそうだ。年齢を重ねるうちにいつの間にか定着し、ダイエットしても落ちないお腹まわりの“お宿り脂肪”…何とも恐ろしいことである。

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その正体は、「使わなくなった大きな筋肉の周りをねらってつく脂肪(医学博士・平山桂子先生)」という。年齢とともに基礎代謝は下がるが、「それにも関わらず、若い頃と同じ量のエネルギーを摂取すると、その余剰分は、お腹やお尻、二の腕や太ももなど、使わなくなった大きな筋肉の周りをねらって脂肪となります」(平山先生)。そして、脂肪がついてしばらくすると、血流が滞り、時間がたつほどだんだんと代謝されにくくなるそうだ。

図3

ここはひとつ、早めに対策をとらねば!とはいえ、やみくもに運動や食事制限をする必要はない。医学博士・平山桂子先生に聞いたおススメ対策法が、褐色脂肪の活性化である。「脂肪細胞には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があり、白色脂肪細胞が脂肪を溜めこむのに対し、肩甲骨や首周り、胸郭に存在する褐色脂肪細胞は、UCP1と呼ばれるタンパク質の働きによる燃焼システムにより、脂肪酸やグルコースといったエネルギー源を熱エネルギーに分解する能力をもっています。つまり、褐色脂肪細胞は、運動をしなくても体脂肪を熱エネルギーに変換することができるわけです。残念ながら、この褐色脂肪細胞は成人にはわずかしか存在せず、基礎代謝量に占める割合もさほど大きいとはいえませんが、褐色脂肪細胞の活性化は、見逃しておくわけにいかない賢いダイエット方法の一つといえます(平山先生)」。

では、褐色脂肪細胞はどのようにすれば活性化するのか。「東欧などの寒い地域で栽培されるバラ科の果実『アロニアベリー』には、褐色脂肪細胞内だけでなく、白色脂肪細胞そのものに燃焼システムを作動させるUCP1を増やす成分も含まれています(平山先生)」。食事内容の見直しや適度な運動に加え上手に取り入れてみては?

調査結果の詳細レポート: http://cp.orbis.co.jp/aronia/

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