【EU旅レポ】イタリアでトップに輝いた「バール」に行ってみた

グルメ大国・イタリア。このイタリアにあるリストランテ（レストラン）などを格付けする本『ガルベルロッソ（GarberoRosso）』は、イタリアであまりにも有名であり、イタリアでおいしいお店を探す参考になります。まさに、イタリア版ミシュランガイド。

ガルベルロッソのバール版が“Bar d'Italia del Gambero Rosso”。この2011版でトップに輝いたバールが、ヴィエラにある“Caffe Canterino”です。イタリア北西部に位置するピエモンテ州の街・ヴィエラは、同州の州都・トリノやミラノから車で1時間あまりの場所にあります。

この“Caffe Canterino”に先日、行ってきました。

こぢんまりとしたバールというより、カフェに近い雰囲気。鮮やかな赤い外観がパッと目を引きます。店内はレトロでアンティークな食器などが飾ってあり、外光が入るテラスのテーブル席、奥にはカウンターがありました。イタリアでメジャーな「エスプレッソ」は1杯1.5ユーロと、通常のバールが1杯1ユーロ程度なのでやや高めですが、味はもちろん絶品。そして、ブリオッシュ（クロワッサン）がこれまたおいしい。思わずもう1個、おかわりしてしまいました。雰囲気もイタリアらしさと、カフェの洗練さが合わさっていて最高でした。

イタリアといえばバール、朝から夜遅くまで開いている街の社交場であり、どんな小さな街にも1つは必ずある。そのイタリアのバールの中でトップに選ばれたのだから、すごいことです。朝8時過ぎに行きましたが、街の人々はもちろん、近隣の人々も来ているようで駐車場はすでにほぼ満杯状態。

ヴィエラは、山並みが美しく、自然豊かに恵まれた水はミネラルウォーター「ローレターナ（Lauretana）」の産地としても知られます。エスプレッソを、そのおいしい水で淹れているのも高評価を受けた1つの理由ではないかと感じました。