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夏は冷た〜いアイスクリームを食べるに限る。そのおいしいアイスクリームを求め、夏になると“整理券”が配布されるほどの高い人気を誇る、奈良県葛城市にあって“美人すぎるご当地キャラ”の蓮花(れんか)ちゃんも大好きというスポット「ラッテたかまつ」に行ってきた。

ラッテたかまつは、葛城山のふもとにある。周辺はのどかな田舎の光景が広がる“牧場”で、大阪市内から車だと1時間ほどで着く。都会とはガラっと違う非日常空間が味わえ、しかも、入口付近まで来ると牛のニオイが漂ってくるのもまた牧場らしい。

店内に入ると、お目当てのアイスクリームがズラリと並ぶ。バニラ、抹茶、ココアなどの“定番”のほか、ケフィア、かぼちゃ、はちみつ、ひまわり、スウィートポテト、抹茶金時といった「珍」アイスも。ラッテたかまつによると、季節限定も含めると30種類以上あるといい、自家農園で栽培された食材を使ったアイスも多く、“奈良のうまいもの”に指定されている「大吟醸酒粕」まであった。

ひまわりとブルーベリーヨーグルトのアイスをダブル(380円)で食べてみた。ひまわりのアイスと聞いてもいったいどんなものかイメージできなかったが、ひまわりの種を炒ってひいていて香りもよく、プチプチした食感はやみつきになりそうなほどおいしかった。また、ブルーベリーヨーグルトも自家農園で手がけたブルーベリーを使い、乳をしぼった牛はもちろん自家製で、新鮮さはもちろん、リピーターが多いのも納得!

ほかにも、デザートやパフェ、ピザやオリジナルの「チーズお好み焼き」などが味わえる。また、奈良の天平時代に貴族や官人たちが食べていたという当時は高級珍味だったチーズを再現した古代のチーズ「蘇」などもユニーク。さらに、店内のウッドデッキからは大和三山などを眺めながらの食事や、牛の乳搾りやバター作りなどの体験もできる。

ちなみに、葛城市は奈良で酪農の発祥地といわれる。このラッテたかまつは、当時のオーナーが北海道への卒業旅行で飲んだおいしい牛乳の味が忘れられず、親に頼み込んで牛を1頭買って自分で育て始めたのがキッカケで、いつかカフェを・・・という夢を家族が引き継いで今年で18年目になる。そして今も変わらず家族ぐるみで酪農を手がけ、手作りの味にこだわり続けている。ぜひ一度、30種類以上あるアイスをはじめ、のどかな酪農牧場「ラッテたかまつ」をこの夏、訪ねてみてはいかが?
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取材協力:葛城市役所

葛城高原 ラッテたかまつ

(Written by Aki Shikama)


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