スペイン・アンダルシアの州都、セビーリャは、夏は気温40度近くにもなり、日中は外をまともに歩けなくなるほど。春や秋でも街を歩いていると暑い、と感じることが多く、そんな時にありがたいのが、街じゅうにある「ジェラート」店の存在。
しかし、たかがジェラート店といってもよく観察すると、行列ができている店とそうでない店がある。旅慣れた自分の“勘”を信じると、時間が多少かかっても行列ができるお店のジェラートを食べたほうが美味しいに決まっている――そこで1つのお店を見つけました。
場所は、エンカルナシオン広場(Pl. de la Encarnacion)の近く、C. Larona 通りに面していました。黒字にピンクの文字で “La Abuela” と書かれた店名の前に人が集まり、その辺りを見渡すと、そのお店のカップやコーンを手にした人々がたくさん。ショーウィンドーをのぞくと、いかにもスペインらしいピンクやグリーンなど鮮やかに彩られたジェラートがズラリと並んでいました。
どの味にしようか迷いましたが、味に失敗するのがちょっと怖かったので、ナッツ入りのミルクを選択。小さなカップで1個2ユーロ(約270円)でした。店内に座って食べる場所はないので、エンカルナシオン広場まで行き、階段になっているところに座って食べていたら、またまわりもほぼ皆、同じジェラートを食べていました。肝心の味は、なるほど、あっさり目だけどしっかりミルクの味がする、ナッツも思いのほかたくさん入っていて、満足度は高かったです。
このお店、昨年にオープンしたばかりのようです。もし、セビーリャに行った際、街歩きで一息つくのにこのご当地ジェラート、ぜひオススメです。
Helados la Abuela
(Written by AS)