第3回目で紹介した「トゥインクル・コーポレーション」所属の真面目系イケメンピン芸人『ホシカワ』。

彼が昨年2012年７月から始めた月１回、新ネタばかりの単独ライブ「ｓｔｏｃｋ」は2013年5月に惜しまれつつも最終回を迎え、7月14日（日）に総集編ネタライブ「Ｍａｒｋｅｔ」が開催された。月１の単独でどれだけの「ｓｔｏｃｋ」が出来たのか…その中から選りすぐりのネタを集めた「Ｍａｒｋｅｔ」でのネタの様子を御紹介いたします。

（６）武器になるモノ

中学生同士で最後の一人になるまで殺し合わなければいけない世界観。箱の中に殺し合いになる武器が入っている。その箱の中には、「これは殺し合いの武器なのか！？」と思うようなモノばかりが入っている。

（７）元の弊害

小学5年3組の担任となったサワダトシヤが新任の挨拶をする。この教師、実は元の職業が“ＪＲの車掌”で（３）新宿ＳＴＡＴＩＯＮの人物の部下なのだ。

遠回しに生徒との対話で、元の弊害が出る様子は圧巻。

（８）故人の宝物

火葬場へ出発する前に、棺の中に故人の宝物を入れるのだが…この宝物が凄過ぎる。

そこから巻き起こる司会進行係と故人の奥様、参列者とのやりとりに思わず息を呑む。

（９）ｆｉｒｓｔ　ｌｏｏｋ　ｆｏｏｔｂａｌｌ

生まれて初めてサッカーを観るアナウンサーが、実況中継する。解説席にいらっしゃるのは、元日本代表の城さんなのだが全く解らない。ルールも解らない。

いつしか私達大人はサッカーのルールを（何となくでも）知ってしまっている。だからこそバカバカしく、楽しいのだ。

（１０）彼女と死神の一日

“24時間以内にしゃっくりが100回出ると死ぬ“という迷信にリーチがかかった31歳乙女座Ｂ型独身クロダユウコさんの前に死神が現れる。

ユウコさんと死神との関係性にドラマがあり引き込まれた。

10本ものネタを続けて披露した後は短めのエンディングトーク。

「Ｍａｒｋｅｔ」は終了した。

キャラによって服装を変えるのはもちろんの事、眼鏡をかける際もキャラによって色やフレームを変え、一人何役にもなる際は声や仕草を変える。ネタとネタの間は、フリップに照明があたりネタタイトルを見せて、音響が流れる。（一般的には、予め撮影しておいたＶＴＲを流すという構成が多い）潔くてカッコよくて間が持つのが凄いと思った。

そんな前代未聞の凄いライブを披露してくれたホシカワさんに特別インタビューをしたのでご覧頂きたい。

――毎月「ｓｔｏｃｋ」で何本のネタが出来ましたか？

「毎月新ネタを5本披露し、55本たまりました」

――総集編「Ｍａｒｋｅｔ」のネタ選びはどの様にしましたか？

「ほとんど自分ですが、『ｓｔｏｃｋ』に来てくれていた同事務所の芸人さんに印象に残っているネタは何かと尋ねたり、15〜16本最終候補を決めて放送作家の諸岡さんに台本を見せ意見を聞き参考にしました」

――これからの願望を教えて下さい！

「テレビでネタを披露出来るようになりたいです！そして、ライブに来て下さるお客さんがもっと増えてくれたら嬉しいです。ネタのみならず、トークライブとかもやりたいですね」

『Ｍａｒｋｅｔ』では本当に素敵な時間が過ごせました。これからのご活躍も期待しています！