若者の恋愛離れが深刻だと言われている。
未婚率の上昇や恋人がいない人の増加など、昨今の日本では「恋愛事情」について、数々の悲しい数値が報じられている。
とはいえ、皆が皆、「恋愛をしたくない」「恋人などほしくない」と思っているわけではなく、女子からの好意を示すサインを男性が見逃していたり、思わぬところで女子の好感度を下げてしまっているのかも。
マーケティング会社である株式会社シタシオンジャパンは、20歳から39歳の未婚女性200人を対象に、恋愛についてのアンケート調査を実施。
まずは、草食系男子の定着とともに肉食系女子も定着している昨今の情勢をもってしても、どうして未だにあなたの横には誰一人いないのかを検証してみよう。
アンケートの結果を見る限り、肉食女子は特別増えていないことがわかる。
自分から告白することが多いと答えたのはわずか16パーセントで、さらに4人に3人は新たな恋愛への一歩を踏み出せずにいるのだ。
つまり、男は最初の一歩を踏み出すことができれば、恋人ができるチャンスは4倍に増えるということである。
しかし、この「最初の一歩」が何のことかわからないのが問題でもある。野へ出て茶に誘うのか、SNSを駆使するのか。答えがわかっていないので、なんとなくやる気が起きない男性も多いことだろう。
そちらについての答えも、株式会社シタシオンジャパンが行ったアンケートによって明らかになっている。
アンケートによると多くの女子が恋愛に臆病でありながらも、キスから恋がはじまってもいいし、付き合っていない男と口づけを交わすことも致し方なしと思っているなど、ことキスに関しては積極的であるのだ。
キスから恋へのパスを確実なものにするため、男が女子にキスをする際に気をつけておくべきことについても、同社はアンケートを行っている。
最も気になりそうな口臭・体臭の問題をおさえて、1位は意外にも「ヒゲのチクチク」。ヒゲはその感触だけでなく見た目にも重要なポイントとなりそうだ。
「異性を感じてしまう男性の顔のパーツ」としても、ヒゲまわりにあるアゴや鼻が上位にランクイン。
ちなみに、キスのチャンス以前に「出会いの第一印象」 においても女子たちはヒゲに注目している。
調査結果によって10人中4人はヒゲの剃り残しをチェックしていることが判明。剃り残しや青ヒゲを見て、女子たちは心の中で「この人とはキスできないな…」などと思っているのかも。
元国際線CAで5000社以上の企業・職業の男性との合コンを通じて、独自の観点から分析結果を発信している合コン総研アナリストの松尾知枝さんは、
「ヒゲの場合、女性にとって自分にない部分なので特にチェックしてしまいます。残念ながら、多くの場合はポジティブな反応には繋がりにくいですね。男らしさが出すぎても女性はちょっと引いてしまいます。恋愛を成功させるうえで、男性の3大条件は『目力』『肌・ヒゲ』『清潔感』です」
と、女性のヒゲ感を分析。
とにかくヒゲ男の人気は薄いようだ。
大切なのは、一歩踏み込む勇気と、剃り残しがなく、アゴのラインをスッキリさせておくこと。残念な容姿でも清潔感さえ備えておけば、あとはキッスのタイミングを待つばかりだ。
(Photo by Michał Koralewski - mobile photography)