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かつて日本の空を飛び回っていた「ジャンボ」ジェット機(B747-400D)。このジャンボジェット機を日系航空会社で運航しているのは、いまやANAのみとなってしまった。しかも、そのANAが来年2014年3月末でジャンボジェット機の“完全退役”を発表している。

特に、人気アニメ「ポケモン」のキャラクターたちが描かれたピカチュウジャンボ(機体番号 JA8957)は、9月30日を最後に運航終了する。巨大な東京・羽田空港にあって、機体全体にデザインが施されたピカチュウジャンボの存在感は大きかった。子どもはもちろん、外国人観光客らにも人気が高く、機内もポケモン仕様、客室乗務員(CA)が着るポケモン柄のエプロンも好評だった。

ピカチュウジャンボのラストフライトは、9月30日、ANA127便(東京・羽田8時55分→沖縄・那覇11時25分)、ANA126便(東京・羽田12時20分→沖縄・那覇14時45分)。9月中は羽田をベースに運航されているので、その勇姿をぜひ目に焼き付けて欲しい。

一方、ANAは「THANKS-JUMBO」をテーマに特設ホームページを9月2日にオープン。残り4機となったジャンボジェット機の運航便情報、“里帰りフライト”、キャンペーンなど紹介している。

特に、里帰りフライトでは、ジャンボジェット機が過去に就航していた路線に1日限りでまさに“里帰り”する。例えば、10月27日は函館、11月10日は小松、11月17日は広島などが予定されている。もちろん空席があれば、乗客として乗ることもできる。その他の日は、札幌・新千歳や那覇への運航が発表されている(※便名、機材などは変更の場合あり)

JALはすでにジャンボジェット機をすべて手放しており、今回のANAの完全退役によって後続の777、787などが今後は主流となる。1970年代に登場して一世を風靡し、1990年代は羽田や大阪・伊丹などの国内主要空港ではまさに大半を“ジャンボ”が駐機する光景が見られる全盛期だった。そんなジャンボジェット機が日系航空会社からなくなってしまうのは、やはり寂しい。
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