ヨーロッパの主要な観光地をめぐっていると、さまざまなパフォーマンスをする人たちに遭遇します。
例えば、フランス・パリのシャンゼリゼ通り沿いにあるベンチで、全身が金色に輝くエジプトの「ファラオ」が座っていました。まるでツタンカーメンのようなそのファラオはひたすらじっとして動きません。よく見ると、横には小銭やお札が入った缶が置いてありました。なるほど、ファラオのパフォーマンスで目を引き、通りがかった観光客と一緒に写真を撮ったりすることで小銭を稼いでいるのだと気づきました。しかし、なぜパリでファラオだったのか、その疑問は拭えませんが・・・
ほかにも、ローマにあるサンタンジェロ城の前で、真っ白な像のようにこれまた動かず、じっと立っていた人や、コロッセオの前ではローマ帝国時代の兵士の格好をした一団も見かけました。もちろん、彼らを写真に撮ったり、2ショットをお願いしたりするのは有料です。
パフォーマーといえば、ほとんど「動かない」ものかと思っていたら、先日、セビーリャにある世界遺産、セビーリャ大聖堂のそばで“新手”ともいえるパフォーマーを見かけました。
1つが、箱の中から3つの顔だけが顔を出していて、一定の時間ごとに表情がコロコロ変わります。3人でパフォーマンスしているのでしょうか、いずれにせよ、子どもたちには大ウケでした。もう1つは、アラブ風(?)の格好をして1人が棒を持ち、その棒の上に人が座っているパフォーマンス。傍から見るといったいどういう仕掛けになっているのか興味津々でしたが・・・
以前のパフォーマーは、オブジェ的なものや歴史人物に扮したものが大半だったように思えますが、ちょっと“当たり前”になってきたのも事実。最近は“技”を凝らした工夫が見られた気がします。もちろん旅の記念になるのでお金を払って写真を撮るのはいいとは思います。が、中には日本人だと知って法外な金額を請求してくるとも限らないので、撮るだけ撮ったらサッサと離れたほうが無難です。
(Written by Aki Shikama)
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