海外に行くと、日本車はどの国でも走っている、気がします。トヨタをはじめ、ホンダ、日産、マツダ、三菱、スバル・・・・・アメリカやヨーロッパ、アジアなら、街を歩いていると日本車のディーラーを見かける機会もけっこう多い。
オートバイも、日本のメーカーがすごく強い。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキは“世界4大メーカー”といわれ、他の国のオートバイメーカーを圧倒している感があります。以前、オートバイの世界最大見本市といわれるイタリアのミラノショーに行った時、日本メーカーのブースがとても大きく、集まる人の多さにビックリしたことも。
知り合いのオートバイに詳しいイタリア人曰く「日本のオートバイって、すごいよね」といつも言われます。ただ「イタリアで日本のオートバイは高い。だから、イタリアのアプリリアやヴェスパ、台湾のKYMCO(キムコ)が多いんだ。安全性や信頼性が高いのはわかるけど、なかなか手が出せない」とも。
特に、ホンダやヤマハはヨーロッパ、スズキやカワサキはアメリカで強いなと現地で感じます。もちろんアジアでも、日本メーカーはかなり多い。ジャンルを見ると、アメリカだとスーパースポーツやアメリカン、ヨーロッパだとビッグスクーターやネイキッド、アジアでは小型スクーターやカブタイプなど、けっこうくっきり分かれている。
一時期、世界最高峰のオートバイレース「MotoGP」で、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキがそろって参戦していたことがありました。トップのMotoGPクラスでは、日本の4メーカーに加えてあとはイタリアのドゥカティだけでしたから、いかに日本のオートバイが世界で活躍しているかがわかりました。現在、ホンダとヤマハのみで少しさびしいですし、日本だけで見る限り、オートバイの売り上げは芳しくないのも事実。でも近年、南アフリカや南米などにも輸出が盛んで、安全で信頼できる日本のオートバイ、がんばってるなと海外で見るといつも感じます。
motogp.com (日本語)
(Written by AS)