11月2日、サッカーJリーグにおける三大大会のひとつの王者が決定する。リーグ戦とは別に行われるトーナメント「2013Jリーグヤマザキナビスコカップ」。サッカー少年だった93年発足以来からずっとJリーグサッカーを見てきた筆者としては、決して見逃すことはないサッカーの祭典なのだ。
スタジアムでは、試合前から客席は大盛り上がり。ものすごく良い雰囲気で、今週土曜が楽しみでたまらないのだが、「にわかファン」が増殖する日本代表戦ほど、サッカーに興味がない人の注目が集まりにくいのは確か。ぶったまげたのが、サッカーにあまり明るくない友人になんとなく「ナビスコカップ」と言ったら、途中まで食い物の話をしていると勘違いされたのだ。いくらサッカーに詳しくないといってもこれほどまでとは…。
食べ物に間違われたのなら、いっそのこと本当に食い物の「ナビスコカップ」を作ってやろうか。「“ナビスコ”といえばナビスコカップ!」というふうになるほどに、もっと多くの人にJリーグサッカーを知ってもらうため食べ物で優勝カップを作ってみた。
食材は冠スポンサーのヤマザキナビスコ社にちなんで、ヤマザキナビスコの商品であるオレオを主に使用する。
“ナビスコカップ”を作るために、なんとプロのパティシエに協力頂くことに。
御茶ノ水にあり三島由紀夫、川端康成らが定宿としていたクラッシクなホテル「山の上ホテル」のパティシエ鈴木貴之さん。よろしくお願いします!
鈴木さんと顔合わせを済ませ、早速制作にとりかかってもらった。
はじめはこんな感じの粒の粗い粉状だが、煮詰めて液体にして、型に流し込んで土台をつくる。
土台みたいに形がシンプルなものはこの方法で作ることができるのだが、肝心要のカップや取っ手部分は程よくアメを冷まして素手で成形してもらう。形が変えられる程度の温度はだいたい85度くらいらしく、絶対熱いと思うのだが、そこはパティシエの気合と経験でカバー。
優勝カップをよく見ると土台の上のところに黒があしらわれている。
鈴木パティシエはここも細かく再現。アメに緑や青、シルバー、茶色を配合して食紅として存在しない黒を再現した。
優勝者に贈られる優勝カップは世界的に知られる高級宝飾店であるティファニーのデザイン。素材感、重厚感、高級感あふれるものとなっている。
重厚感を与える黒、クッキーの中ではちょっぴりゼータクな高級感ともに、ボディはオレオで固める以外に考えられない。
やはりここでもアメを接着剤代わりに、普通サイズのオレオとお手頃サイズのビッツサンドをひたすら敷き詰めていく。冷めるとくっつきが悪くなるので、バーナーを手にアメを溶かしつつひっ付ける。
優勝杯のポイントとなっている上部のサッカーボールもアメで作ってもらっていたが、大事なところなので、オレオビッツをあしらってサッカーボール感を表現してみた。
シェフのこだわりは土台の文字部分。知らないうちに手書きで書いていてくれたらしい。
完成!お、重い・・・。
土台部分に1キロ、カップ部分に1キロ、カップ上部にもそれくらい砂糖を使っているので、ティファニー製の優勝カップと同じくらいのずっしりとした感覚。持ったことないがこれぐらいのずっしり加減に違いない。
こんなくだらないことに手を貸してくれた鈴木パティシエに感謝の念を伝え編集部持ち帰りました。
輸送中に持ち手が欠損…外れてしまった持ち手を応急処置で固定してます。完成時にはしゃぎすぎて写真を撮り忘れたのが悔やまれる。
ヴィーナス像のなくなった腕がどんなふうになっていたのかどこにも記録が残っていないのも、多分こういった理由だったのだろう。
どうです!?このクオリティ!
一人で作ってもうちょっとコンパクトなできになる予定でしたが、プロに頼んだおかげでこんなにでっかいナビスコカップになるとは!
最後に、筆者が愛する2013Jリーグヤマザキナビスコカップを告知しよう!
柏レイソルが勝利すれば1999年以来14大会ぶり、浦和レッズなら2003年以来10大会ぶりと、ともに二度目の優勝を狙う。さらに「聖地」である国立競技場の改修前最後の決戦でもある。
フジテレビ系列で全国生中継のもと、11月2日(土)13:05キックオフだ。
2013Jリーグヤマザキナビスコカップ
【Nicheee!編集部のイチオシ】
・無重力ってキツイ!水着姿のグラビアアイドルたちが「髭剃りをお助けしながらのたうち回る」メイキングが公開されたゾ!
・定番商品から派生した“プチ贅沢商品”が人気!!
・シューズブランド「GINETTE」と「るるぶトラベル」が共同開発!靴が好きなだけ試し履きできる、女子会プランを発売!
・ショコラティエ辻口博啓がプロデュース、玉露15杯分のリラックス成分をもつ「ショコラのサプリメント」
・“パリコレ”デザイナーによる宇宙人キャラ「MAJI君」イベント&グッズ情報
・キデイランド原宿店「ハロウィーン」 カナダ発“あったかカワイイ”アニマルハットに注目!