京都には古くからの寺社や京町家とともに、明治時代以降に建てられた近代建築も数多い。特に、京都のメインストリート・四条通にも近い「三条通」(烏丸通〜寺町通)には、歴史的にも価値の高い近代建築がいくつも点在する。これらの近代建築をわかりやすく解説してくれるスマートフォン向けのアプリがこのほど登場し、さっそく現地で試してみた。
アプリ名は「GPS Entertainment 京都三条近代建築マップ」。iPhoneだとApp Store、Android だとgoogle play からダウンロードできる。価格は無料。アプリのキャラクターデザインは『ロードス島戦記』『十二国記』などで知られる京都市在住のマンガ家・イラストレーターの山田章博さんが担当した。
このアプリを起動し、三条通の該当エリアで「START」ボタンを押すとレーダーが表示された。これを基準に最初の目的地「文椿ビルヂング」の建物を探して近くに着くと「目的地に到着」というボタンが点灯するので押してみた。すると、建物のイラストとともに説明文が現れ、「ガイドを聞く」を押すと音声で建物についての紹介を聞くことができた。「次へ」を押すとアイテムが入手でき、この手順を繰り返しながら6つの近代建築をめぐって30分ほどでコンプリートした。
体験してみた感想としては、以前からなにげなく眺めてきたこれらの近代建築について、イラストと合わせてわかりやすく解説してくれ、「あぁ、なるほど」と知ることができ、音声つき歩きながら聴けてありがたかった。目的地が比較的近いエリアに集中しており、30分程度でめぐることができるので、もしこの辺りのホテルに滞在していたら、朝や夜の散歩ついでに探索してみるのもおもしろいはず。この三条通界隈は新旧のカフェやブティックなども多く、日夜楽しめるエリア。京都観光のついでに「ちょっとした発見」ができる。
今回、このアプリの企画・開発などに携わったsupernova代表の殿岡康永さんは「今後、同じようなアプリで、例えば京都だと『嵐山』『祇園』など、国際観光都市・京都が持つ魅力を生かして提供していきたい。さらに、日本各地にも広げていければ」と意気込む。
今回、6つの建物をすべてクリアすると、京都を代表する近代建築の1つ「1928ビル」でロングラン上演中のエンターテイメントショー「ギア」の公演が当日券1,000円オフで観覧できる割引券が付く特典もある。紙の観光パンフレットからスマートフォンのアプリへ、ただ観光スポットを紹介するだけでなく、ゲーム感覚での街めぐりは誰もが手軽に楽しめ、旅の思い出づくりもできる。今後のさらなる展開も楽しみだ。
supernova
アートコンプレックス1928
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(Written by Aki Shikama)
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