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“杜の都”仙台の新たな「旅」スポットを紹介するシリーズ(全6回)。第2回目は、仙台から行く観光地の定番ともいえる松島のご当地グルメ、その最新情報です。

日本三景の1つ、松島は海産物の宝庫。特に、穴子(あなご)と牡蠣(かき)は絶品です。今回ご紹介するのは、松島名物「あなご丼」。松島の穴子は小ぶりながら、脂や旨みがギュッと凝縮されていて身はやわらかく、おいしく味わえるのが特徴です。夏が旬ですが、通年で食べられます。

松島であなご丼を食べるのにおすすめのお店が、国宝に指定されている瑞巌寺の門前にあり、国重要文化財の円通院に隣接する「洗心庵」。ここのあなご丼は別名“政宗丼”とも呼ばれているそうです。その理由はというと―――

瑞巌寺と円通寺の参道が眺められる席で、メニューから「穴子天丼」(1,260円)を注文。ほどなく運ばれてきたのは、丼から飛び出さんばかりの穴子など天ぷらがドーンとのった天丼でした。松島であなご丼を提供するどのお店よりも豪快な天丼、その穴子の天ぷらが伊達政宗の兜(かぶと)にあった前立てに似ていることから、観光客が「政宗丼」と呼ぶようになったのだとか(穴子は松島産もしくは宮城県産を使用しています)

穴子天丼は秘伝のたれをかけて食べ、味も満足、ボリュームたっぷり。数量限定ながら、ピーク時は1日500食も売れる人気メニューです。

なお、穴子天丼を食べたあと、となりの円通院への参拝もお忘れなく。伊達政宗の孫・光宗の菩提寺で近ごろ“縁結びの寺”としても人気で、数珠作りの体験(予約不要・有料)もできます。
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※ 価格は税込、2013年9月現在

洗心庵
営業時間:8:30〜17:00
定休日:無休
住所:宮城県松島町松島67
電話:022-354-3205

(Written by Aki Shikama)


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