テレビ番組の制作を行っていると、このようないわゆる「ネタ」を日々探しているため、必然的にテレビで見るよりもさらに多くの“体験”を見たり聞いたりすることになります。だから、先ほど挙げたようなことは、もはや「普通のこと」のように感じてしまい、業界人は「ネタが弱い」などと表現したりもします。
みなさんも、テレビで鰻を掴む姿を見ても、もう驚いたりワクワクしたりはしないのでは?
…でも、これらのこと実際に“体験”したことありますか?
もしかすると、先ほどの例の中でも1つくらいは体験したことがあるものもあるでしょう。
実際どうでした?もうテレビで見たことあってもやってみると興奮しませんでしたか?
そこには、実際に自分でやってみて初めて感じること、分かること、思うことがたくさんあったはず。だからいくら見たことがあっても、やってみると楽しいし興奮する!
これは全国の様々な“実際に体験した方がいい100のこと”を体験していくプロジェクトです。このプロジェクトでの体験動画が今、Youtubeでも話題になっているんです!
11月某日、この知り100プロジェクトの1つとして「食品サンプル作り」の体験が行われるということで、浅草にある食品サンプルメーカーさんにお邪魔してきました。
今回体験出来たのは、「天ぷらとレタスの食品サンプル」作り。
この食品サンプルはろうそくの「蝋」で作ります。
「天ぷら」の食品サンプル作りは、最初に天ぷらの“ネタ”を選びます。
さつまいも、エビ、かぼちゃ、ナス、れんこん、ピーマン、などがありましたが、これも蝋で出来ています。さらにこれに「蝋の衣」を付けていくわけです。
溶けた蝋をこのようにお湯の中にドボドボドボっと垂らしていくと、蝋が水面に少し固まって浮かびます。これが衣になるんです!
水面に浮かんだ蝋で、しいたけを包むと…
次の瞬間にはこう!一気に天ぷららしくなります!笑
この時点では生暖かくてブヨブヨしていますが、この後形を整えて水で冷やせば硬くなります。
次はレタス作り。まず水面に白い蝋をうすーく伸ばして浮かべます。
白い蝋に少し重ねて緑色の蝋も浮かべます。
体験者の方々もこれがどうやってレタスになるのか興味津々!
この薄く伸ばした2色の蝋の端を持っておもむろに水面に引っ張り込む!すると…
はい、完全にレタスです。
このぶわ〜〜〜っのところが超楽しそう!!
完成したレタスを切ってもらうと、中から白い部分も見えて本物のレタスにそっくりになりました。この方はよほど出来栄えに満足出来たのでしょうね。すごいしたり顔です。
今回体験した皆さんはどなたも上手に出来ていました。
蝋が熱い、柔らかい、硬くなった、あれ、くっついた!、なんでこんなに伸びるの!?などなど、食品サンプルを自分で作ってみると、想像していた以外の感覚がどんどん湧いてきます。
ただし皆さん、食品サンプルを作る時は、熱した蝋は気をつけて触らないと火傷することもあるので気をつけましょう!って、そんな機会めったに無いか!
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