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ミルフィーユと聞けば、ちょっと食べにくいけどサクっとしたパイ生地にいちごのソースが絶妙にはさまれた定番スイーツ。クリームパンと聞いても、日本の菓子パン道のど真ん中を行くスイーツだろう。

しかし、この2つが近年世の女性たちを悩ませているそうだ。
スイーツが女性を悩ませるなんて世の常みたいな事だが、この2つ、実はスイーツの事ではない。しつこい肩こりの症例である「ミルフィーユこり」に、足のむくみの症例を表す「クリームパン足」の事なのだ。この2つの症例は、特に女性に多いそうで、日本の女性のスイーツ化が進行している。日本ヤバい!

まず、「ミルフィーユこり」だが、ピップエレキバンでおなじみのピップ株式会社によると、『筋肉は何層にも重なっており、それぞれがこる。表層筋のこりはほぐれやすいが、その下の深層筋のこりはほぐれにくい特徴があり、なかなか解消されずに残ってしまう。この深層筋のこりが、表層筋のこりまで誘発して、こりがぶり返す原因となる。このようにこりが重なり合った状態を通称「ミルフィーユこり」』と定義している。
つまり、何層かになった肩の筋肉の層でも、奥の筋肉のこりが取れず、こりをぶり返してしまう症状なのだ。知らず知らずのうちに肩こりリピーターになっているアナタは「ミルフィーユこり」なのかもしれない。

「クリームパン足」については、足の筋力の衰えやなどが原因で足がむくんでしまう症例を指す。本来足の筋肉は、足が動く事によってポンプの役割をしているが、靴をはく時間が長くなった事から足に負担のかかりにくい生活に変化。その事から固有筋と呼ばれる筋肉が弱ってしまい、足部の余分な水分の回収と運搬する役割が弱くなってしまい、足部がむくみやすくなるというものだ。

どちらの症例の対策として言えるのは、凝り固まった筋肉を動かすという事。
「ミルフィーユこり」に関しては、層になった筋肉が集まる「ながしポイント」を効果的に刺激する事が大切。
「クリームパン足」については、足の筋肉のストレッチで凝り固まった足の筋肉をほぐし、足指を動かして足の筋肉を鍛える事が大事なのだという。ゴルフボールを足で転がしたり、足じゃんけんなどが効果的なのだとか。

いくらスイーツが好きだと言っても、自分の体が辛い体にツイーツ化してしまうのは避けたいところ。女性の皆様お気をつけください。

(Photo by Renee S. Suen

現代人の“ミルフィーユこり”

足がパンパンでツライ!クリームパン足って何?