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日本の「マンガ」が、いまや世界で文化として受け入れられている、これを最も実感できるのは、ベルギーの首都ブリュッセルにあるCentre Belge de la Bande Dessinee に行った時ではないかと思います。

通称、マンガ博物館。館内では、ベルギーのマンガに関する紹介がメインで、日本語にも訳されて出版されている『タンタン』をはじめ、ベルギーの劇作家たちによる作品が紹介されています。タンタンは知っているけど、他の作品はあまり知らない・・・という人でも、あくまでマンガなので十分に楽しめる施設です。チケット売り場にはいつも行列ができるほど、ブリュッセルでは人気の高い観光スポットでもあります。

ここを先日、訪れた時、スタジオジブリの名作で知られる『紅の豚』に登場する主人公、ポルコ・ロッソの像が置いてあって驚きました。

なぜ、ベルギーで、ポルコが・・・と思い、館内の展示をくまなくチェックしたものの、北斎漫画は紹介されていても、スタジオジブリに関する紹介は一切なく。そして次に『ドラゴンボール』に登場する孫悟空の像も見つけました。もちろん、ドラゴンボールの紹介もどこにもない。ただただ謎のまま。

何かのイベントに使った後、展示しているのでしょうか。おそらくどちらも等身大でした。横に解説文もないので、他の外国人がポルコを見て「これ、なんだろう・・・?」と、近くでのぞきこんだり、よくわからないけどとりあえず一緒に写真を撮っていたりしていたのが、なんだか妙でもありました。

ただ、このマンガ博物館、ベルギーの有名な建築家、ヴィクトール・オルタによるアールヌーボー設計なのも見もので、アドリア海のイタリアを舞台に活躍したポルコがここにいると、なんだかとてもマッチしていたのも印象的でしたが。
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Centre Belge de la Bande Dessinee

(Written by AS)


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