1
西日本最大のターミナル、JR大阪駅。2011年には「大阪ステーションシティ」がオープンして駅の施設も近代化され、ますます活気をおびている。通勤や通学、観光などで利用する人も多いだろう。

この大阪駅で、毎日利用する人でもなかなか知らない“スポット”がある。場所は、大阪駅のほぼ真ん中に位置する中央コンコースだ。

大阪駅で最も人が多い中央改札前にある中央コンコース。ここの床をよく見ると、南北に貫くメイン通路の全体にわたって白黒の石の模様になっている。

よくよく見ると、この模様はただのデザインではなく「迷路」になっているのがわかる。とはいえ、通勤などでよく中央改札を利用する人でも実はほとんど気づいていないかもしれないほどわかりにくい。しかし、この床の「迷路」模様は、実は欧米の格調ある主要駅でもよく採用されているという。

大阪駅の中央コンコースは1991年(平成3年)に改修され、その際にこの迷路のデザインが採用されたという。日常、多くの人々が行き来しているので、迷路の存在に気づき人はそう多くないだろうし、もし迷路にチャレンジしようものなら、往来する人々から邪魔扱いされかねない。もっとも、人が少ない早朝ならば、大阪駅の知られざる「迷路」に挑戦してみる価値はあるかもしれないが。
2

大阪駅駅情報:JRおでかけネット