釜山に、ペルーで有名な天空都市「マチュピチュ」のような観光スポットがあるのを知ったのは、つい最近のこと。観光ガイドブックで写真を見ると「おおおっ!」と思わず口に出してしまうほど、カメラ女子に言わせれば“フォトジェニック”。早速、足を運んでみました。
地下鉄1号線「土城」駅から、小さなバス“マウルバス”に乗り、終点の「甘川文化村」へ。複数人なら、駅からタクシー利用がおすすめ。南浦洞から17番のバスに乗り、途中でマウルバスに乗り換えても行くことができます。
バスを降りるとすぐ、甘川文化村の入口で、大きな案内図があるので分かりやすい。大通りを歩いていくと、観光案内所のような建物がありました。ここで甘川文化村の地図が1枚2,000ウォン(約200円)で入手でき、スタンプラリーになっているので、ポイントごとにスタンプをぜんぶ集めるとポストカードがもらえるそうです。
甘川文化村の街並み全体が“アート”になっていて、写真を撮りだすとキリがないほど楽しい。このエリア全体で保存と再生をコンセプトにしたアートプロジェクト「夢見る釜山のマチュピチュ」「美路迷路プロジェクト」などが行われ、街ぐるみでアートな界隈を作り出しているのが垣間見られました。
途中、展望台のような建物を見つけて屋上に上ると、山の斜面に沿ってぎっしりと建っている家々がとてもカラフル。写真以上にその光景はまさに釜山のマチュピチュ、圧巻でした。
展望台以外にも、元銭湯をリノベーションしたコミュニティセンター、おしゃれなカフェやショップ、灯台をモチーフにした記念撮影スポットなど、街全体がまさにアート。釜山の中心部からも近いので、一度ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
(Written by AS)