国立公園は、日本を代表する自然風景を保護するために国が管理するもので、北海道の釧路湿原、鹿児島の屋久島などが有名だ。
都会の大阪に国立公園などあっただろうかと思うかもしれないが、実は2つ存在する。「ンザビ国立公園」と「チャーン・ヤイ国立公園」。この名前だけでは大阪に在住していてもピンと来ないかもしれない。
この2つの国立公園は、大阪を代表する動物園、日本でも上野と京都に次ぐ3番目に古い「天王寺動物園」内にある。
東アフリカのサバンナを再現した「ンザビ国立公園」では、肉食動物と草食動物が共に暮らす光景を作り出し、サバンナの豊かな生態展示が見学できる。アミメキリン、ライオン、ブチハイエナ、グラントシマウマ、クロサイ、カバなどが飼育されている。
一方、東南アジアの熱帯雨林を再現した「チャーン・ヤイ国立公園」。地図を見ながらさまざまな“仕掛け”を探し、熱帯雨林に生息する動物たちへの理解を深め、豊かな自然も感じることができる。このゾーンで飼育されているのは、アジアゾウ。仕掛けは、アジアゾウの糞や見張り台、足跡など。
ちなみに、渡辺謙主演の映画『沈まぬ太陽』のサバンナが登場するシーンは、天王寺動物園のサバンナゾーンで撮影されたのも有名な話。どちらのゾーンも動物園とは思えない、現地にいる雰囲気がたっぷりなのも特徴。野生で生息する様子が上手に再現されている。
子どもはもちろん、大人も十分に楽しめる。カメラを片手にフラッと出かけてみてはいかがだろうか。
天王寺動物園
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