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今、なにかと話題のアントニオ猪木議員。そんな彼の代名詞といえば「闘魂注入ビンタ」であろう。
その「闘魂注入ビンタ」が誕生したきっかけは以下の通りだ。
国会議員当時の1990年5月16日、早稲田予備校での講演(題目「五月病に卍固め」)で、予備校生のパンチを腹部に受ける余興を行った。その中の予備校生一人は、実は少林寺拳法の有段者であり、力を込めて殴った。この不意打ちに準備できなかった猪木は反射的に予備校生にビンタを打ってしまった。予備校生は猪木ファンであり、ビンタを受けた直後に「ありがとうございました」と一礼した。この様子は、テレビカメラにより録画されており、全国に流れた。その後、縁起が良いと東大受験生が受験前に猪木にビンタをお願いし、全員合格を果たした。このことから、縁起ものの『闘魂ビンタ』が生まれた・・・

こうして「闘魂注入ビンタ」は、縁起物として広がり、有名になっていった。今回はそんな「闘魂注入ビンタ」の餌食になった被害者(芸能人)を集めてみた。


■野村佐知代
「INOKI BOM-BA-YE 2002 猪木軍vsK-1vsPRIDE 全面対抗戦完全決着」。2002年12月31日さいたまスーパーアリーナで行われたもの。
第5試合終了後、アントニオ猪木が登場。リングサイドの野村沙知代を招き入れ闘魂ビンタ!いつもの闘魂ビンタ1発で済まそうとしたがそこでスカされ、逆に顔を叩かれイラッときたのか、直後にキツイのを2発。

■朝青龍
2010年10月3日、朝青龍の引退相撲終了後に都内ホテルで行われた「引退披露祝賀会」に角界関係者ら約2000人が出席した。
マゲに別れを告げた朝青龍がアントニオ猪木から“ビンタ”で気合を注入されるなど会場は大盛り上がり。

■笑福亭鶴瓶・志村けん
1998年より毎年1月2日に放送されている特別番組志村&鶴瓶のアブない交遊録。番組のメインコーナーに「英語禁止ボウリング」があり、ナインティナインと志村・鶴瓶がチームを組みボウリングで対決するのだが、トーク中は一切英語禁止で違反して英語を喋った場合は罰金として1000円支払うというルールになっている。
また、スペア、ストライク、もしくはピンク色のピンを倒すと美女からキスを受けられるというルールもある。

2011年放送では、岡村がピンクピンを倒した際に「アントキの猪木」が登場し、次に「アントニオ小猪木」が登場、そして最後には「アントニオ猪木」が登場した。
岡村に闘魂注入を終えると、流れで矢部、鶴瓶、志村と全員が闘魂注入ビンタをされるはめになった。
2011年1月2日放送 「志村&鶴瓶のアブない交遊録」(テレビ朝日)

■SKE48松井玲奈
2011年9月20日に行われた、AKB48の24枚目シングルを歌う選抜メンバー16人を決める「第2回じゃんけん大会」でアントニオ猪木が2年連続のゲスト出演。

予備選で敗れ、応援に回ったSKE48の松井玲奈(当時20)に闘魂を注入した。
松井の左ほおに容赦ないビンタを張り、「元気があれば、じゃんけんにも勝てる!」。最後は「1、2、3、ダーッ」で大会の成功を祈願した。

■清原和博
2001年11月3日、東京ドームで開催された格闘技イベントPRIDE.17に観戦に来ていた清原。猪木から「俺に挑戦しようというような、野球界の大馬鹿者を…清原、いたら出てこい!!」と呼びかけられる。清原はリングインと同時に両手を挙げて声援に応え猪木とガッチリと握手。その瞬間、闘魂注入されてしまう。


いかがでしたか。
まぁ上記はほんの一部ですが・・・、これからも猪木議員は「闘魂ビンタ」をし続けるのか??猪木議員の動向からますます目が離せない。

(written by くしBK)