Peach 関西-松山便就航四国初路線でピーチ流おもてなしも

Peach（ピーチ）の勢いが止まらない――大阪・関西空港を拠点とするLCC（格安航空会社）のピーチ・アビエーションが2月1日、関西空港と愛媛・松山空港を結ぶ便を就航させた。ピーチが四国に乗り入れるのは初めて。

この初便の出発に先立ち、就航記念セレモニーが行われた。Peach客室乗務員によるあいさつの後、京都市の京都東急ホテルから“桃”をかたどった就航記念オリジナルケーキが贈呈された。愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」、泉佐野市の「いぬなきん」、南泉州の「なすびん」も駆けつけ、搭乗客にはPeachトートバッグや就航記念ステッカー、みきゃんと桃をあしらったクッキーなどの“初便限定”グッズをプレゼントがあり、いまや恒例となったハイタッチで見送られて搭乗機に向かった。

定刻に出発した機体は、瀬戸内海の上空などを飛行。ほぼ満席の機内では、機内限定グッズの販売などが行われ、多くの搭乗客が買い求めていた。その後も順調に飛行を続け、松山空港にもほぼ予定通りの時間に着陸。機内アナウンスでは、Peachおなじみの関西弁に加え、今回は愛媛出身の副操縦士、CA2名も常務し、CAによる伊予弁を使ったPeach流“おもてなし”も。

折り返し便の関西行きの前にも松山空港で就航記念セレモニーが行われ、ピーチ・アビエーションの井上慎一CEOがあいさつ。愛媛のテレビ局や新聞社など多数のメディアが詰め掛けるなど、地元でのPeach就航の歓迎ムードも見られた。

関西と松山を結ぶ便は1日2往復（～2014年3月29日）で、運賃は3,290円～（ハッピーピーチ／片道）。松山空港におけるLCCの就航は成田空港を結ぶジェットスター・ジャパンに続く2社目となった。いずれも大手航空会社やJRはもちろん、時間がかかる高速バスにも匹敵する。Peachの場合、それぞれ朝と夜の便なので日帰りも可能となり、気軽に観光や帰省などで今後、行き来しやすくなる。

3月1日には、もうすぐ就航2周年を迎えるPeach。次またどの路線ネットワークを広げていくのか、とても楽しみだ。