恋愛をしてハッピーになりたい、でも、出会いのキッカケがなく、合コンや街コンなどに参加してもいい人にめぐり合えない・・・などと悩んでいるなら、最後は「神頼み」をしてみよう。日本全国に恋愛にまつわるパワースポットは数あれど、せっかくならスケールの大きい神社で祈願してみてはいかが?
ユネスコの世界文化遺産に登録されている京都・下鴨神社。糺(ただす)の森をはじめ、境内は広大な敷地だが、その中に縁結びのお社「相生社」がある。下鴨神社への参拝客、観光客は老若男女とも多いが、ここだけはいつも女性の割合が明らかに多く見られる。相生社にはお参りする人で行列ができるほどの人気ぶりで、男性の姿もチラホラ。
この相生社の横に「連理の賢木(さかき)」がある。3本のうち2本が中ほどでつながっている珍木で、2人の他人が出会って恋人同士として仲むつまじく過ごしていく、縁結びのシンボルとされる。このご神木の周りを男性は時計回りに、女性は反時計回りに3周し、最終周の途中で絵馬を奉納すると恋の願いが叶うのだそうな。ほかに、連理の賢木は硬くて耐久性がある「樫」の木で絆の強さを引き寄せてくれ、これまで枯れてもまた境内に新しい跡継ぎの木が生える(現在は4代目の木)などのエピソードもおもしろい。
連理の賢木の横にある建物では、縁結びにまつわるお守り、恋みくじ(300円)もある。恋みくじ男女別に筒があり、棒に書かれた番号と引き換える。吉凶とともに『源氏物語』の巻にまつわるタイトルと和歌などが書いてあるのも、なんともロマンチック。ちなみに自分が引いたのは26番「常夏」で吉、「なでしこの とこなつかしき 色をみば もとの垣根を 人やたづねむ」という光源氏が詠んだ句が書かれてあった。
自分はいつも恋愛に運がない、そんな運もすぐに好転しそうなこの下鴨神社の恋愛パワースポット。世界遺産で神頼み、足を運ぶ価値は大いにあり。
下鴨神社
(Written by AS)