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宮崎県南部で青島神社ともう1つ、有名な恋愛にご利益があるとされるパワースポットがある。日南市の「鵜戸神宮」で、宮崎市内から車だと1時間ほどでたどり着く。

鵜戸神宮は、南国宮崎の青い海に映える朱塗りの本殿、このコントラストがとても美しいという。まず、鵜戸神宮に参拝するため、駐車場を停めて歩き出すと、2つの参拝ルートがあることに気づいた。1つはかつて昭和天皇も参拝したという本来のルート、もう1つは比較的ラクな参拝ルートで、まずはその本来のルートから歩いてみた。すると、険しい山中を登っていくような感じで足への負担が大きく、別ルートがあらかじめ用意されているのに、思わず納得。たった15分ほどだったが、参拝の前にプチ修行した気分にさせられた。

本殿はさらに奥にあり、なんと日南海岸の景勝地で知られる鵜戸岬の突端に開く大洞窟の中に存在した。なんともミステリアス。

そして、本殿前の岸壁から「亀石」と呼ばれる巨岩に空いた穴にめがけて“運玉”(5個100円)を投げる。この運玉が入れば願いが叶うといわれ、男は左手で、女は右手で投げる。チャンスは5回。自らの手で運を切り開くとあってか、老若男女の参拝客がさまざまな願いを込めて投げ入れる様は、それぞれの人間模様がちらりと垣間見られた(特に恋愛系)

なお、本殿裏にある「お乳岩」からしたたるお乳水で作った「おちちあめ」も、この神宮の名物。なめるとお乳の出がよくなるともいわれ、子どもを産んだ母親たちの信仰を集めている。
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鵜戸神宮

(Written by AS)