菓子やコーヒー、果ては習い事にも「大人の」がついたのは、年齢的に遠慮しがちな甘いものや安い商品なんかを、少しでも抵抗なく変えるようにするためだ。
「大人の」のように、商品名の前後につく文句には、メーカーから消費者へのメッセージが込められている。
例えば「元祖」には、一度原点に立ち戻って、新たなスタートを踏み出したいという意味が込められている。
3月は別れの季節。4月から多くの人が新たなスタートを切る。「元祖」とは、始まりのときに忘れてはいけない何かを思い出させてくれる、そんな言葉なのだ。
「大人の」が氾濫するコンビニで「元祖」がつく商品を探してみた。
桜みたいな色でゴンドラのエンドを色鮮やかにしているのは「ピュレグミ」の“元祖”すもも味。
2002年の発売から12年、1年に3〜4種類のペースで新味をリリースしてきたが、2014年春の新味として「すもも」を投入したのだろう。
きっと新発売当時の2002年の商品ラインナップには元になったすもも味が…ない!
公式ホームページにある2002年の商品ラインナップには「すもも味」など存在しないのだ。それなのになんで元祖・・・?
さらにリサーチしてみると、すもも味が「幻のグミ」と呼ばれていることを知る。
同商品が販売される前、「ピュアグミ」という商品があり、こちらに「すもも味」が存在したのだとか。ピュアグミをきっかけに現在の「ピュレグミ」が誕生。世の小腹減り女子を支える定番アイテムとなったのだ。
果肉の食感をもたせたグミは硬すぎず、もはや和菓子の風合い。それを包み込む“すっぱいパウダー”のざらざらが程よい舌ざわりで、それを楽しんでいるうちに舌を刺激するすっぱい!いや、すっぱイイ!感じ。
すっぱい顔をしながら、パッケージを眺めていると、裏面に「ピュレワングランプリ実施中!!」の文字が。
前述の公式ホームページに戻ると、元祖すもも味の発売を記念してこれまでに販売されたフレーバーの中から1つを投票して、もっとも票を集めたものがこの秋に復活するというキャンペーンが行われていた。
しかも、投票後には東京での「ピュレミアムなツアー」のプレゼントも実施中。
ホームページでは、そのツアーの一例が紹介されている。
朝からリムジンのお出迎えがやってきて、その後「銀座久兵衛」でのランチやそのままリムジンでの東京観光、夜はヘリナイトクルーズや日本橋にあるスペイン料理の名店「SANT PAU」でのディナーのあとは高級ホテルの宿泊など、超贅沢なツアーを体験できるというのだ!
このピュレミアムな体験は7月に実施されるらしいので、結婚記念日や誕生日みたいな特別な日の記念として、そういうのが冬に集中しちゃってる人はプロポーズとして使うなど、ここまで超贅沢なら当選者の事情に合わせてくれそうだ。
早速応募してみた。
「はじける恋の味」のキャッチと大好きなコーラ味に1票!
歴代商品にはどれもこういうキャッチフレーズがついていて、見るだけでおもしろい。
FacebookやTwitterでシェアすれば当選確率も2倍!
投票期間は4月15日までなので、投票&応募してみるのもいいかも。
カンロ「ピュレグミ」 公式ホームページ
http://www.kanro.co.jp/pure/
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