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あのドリル音、消毒液の臭い、不気味に流れるクラシック…。昔ほど痛くなくなったと言われていてもやっぱり痛い。というわけで、行かなきゃいけないことはわかっていてもどうしても腰が重くなってしまう。

音も臭いも、全世界共通なので世界の人が腰を重くしていると考えるだろうが、日本人が特に歯医者に行かないことが明らかになった。

◆年2回歯の検診を受けるアメリカ人 一方日本人は・・・
日本、アメリカ、スウェーデンの各1200人を対象に直近一年間に歯の健康診断を目的として歯科医を受診した回数を聞いたところ、アメリカは直近一年間に「2回」が最多で34.9%、スウェーデンでは「1回」が最多で57.1%。一方で日本は「受けていない」が57.5%と最多になった。
アメリカと日本では歯科医へのイメージも違う。「歯科医はどのような存在か」という問いに日本人の23.9%は「他人」、14.0%が「嫌い・苦手な人」と回答、一方アメリカは「好きな人・憧れの人(40.3%)」が最も多く次いで「頼れるパートナー(32.6%)」と、歯科医に対して好意的なイメージを持っていることが多いことがわかった。
 
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「予防歯科」としてなんにもなくてもとりあえず歯医者に行くアメリカ人とスウェーデン人はオーラルケアにも自信を持っている。ブラッシング単品で手軽に済ませたい傾向がある日本人に対して、2ヶ国はデンタルフロスの使用率が50%を超え、複数のアイテムを使い念入りにケアしたい人が約7割と多数派。

◆糸だから蜘蛛!クモのフロス「フロスパイダー」
へたに虫歯を作れば、歯医者に通う羽目になり、治療にお金もかかる。
いつもの歯ブラシ以外に、歯間を清掃するデンタルフロスが新しいオーラルケア術のひとつとなるだろう。

愛知県にあるアルビレオでは、オーラルケアの新しい味方として「フロスパイダー」なるアイテムを提案している。2月20日からネットでも購入可能だ。

名前の通り、クモがひっついたフロス。もちろんクモの糸よろしくおしりからフロスを引っ張りだす。
・・・意味はわからないが、カワイイのは間違いない。

この「フロスパイダー」を開発した同社は歯科医院を母体として、歯科衛生士が口腔ケアへの関心を高めたいと企画開発を行っている。
歯周病を防ぐために重要なのは、10代〜20代の若いうちで、この世代にフロスを習慣化させるためには・・・と試行錯誤を繰り返した結果、「クモの尻からデンタルフロス」という神のアイデアが降りてきたのだという。

1点1200円。フロスは10mでスペアつき。
あまり人に見せられるものではないフロッシングだが、かわいいキャラクターがついていればなんとなく会社・学校でも活用できそうだ。