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京都市西部を走る路面電車「嵐電(らんでん)」にある駅、蚕ノ社(かいこのやしろ)。観光客にはなかなか難読な駅名だが、蚕ノ社は今も実在する。

駅から歩いて5分ほどのところにある神社で、正式名称は「木島坐天照御魂神社」。地元の人々には蚕の社、木島神社と呼ばれて親しまれている。境内に入って奥にどんどん進んでいくと、左手にいかにもミステリアスなスポットがあることに気づく。

そこには、三基の鳥居が柱を共有する形で三角形に組み合わされた、見た目から変わっている。鳥居といえば2本の柱によって形成されているのが一般的なので、三柱鳥居は極めて珍しい。この鳥居がある境内は立ち入り禁止になっていて、日中でもなんともいえない神聖な雰囲気が漂うが、もし夜にここを訪れたなら「なにかが出そう」なほど。

どうしてこの鳥居がこんな形になったのかの謎は解明されていないようだ。だからこそ、神社マニアがよく訪れるミステリースポットとして人気を呼んでいる。

神社にあった説明書きなどによると、蚕ノ社を創建したのは渡来民族の秦氏で、日本にもたらした多くの技術の中で養蚕の技術もあったといわれる。今でも、蚕ノ社には織物業、アパレル業にたずさわる人々の参拝客も多い。

京都の代表的なミステリースポット、蚕ノ社にある三柱鳥居、ぜひ訪れてみてはいかが?
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蚕ノ社(嵐電観光マップ)

(Written by AS)


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