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世界、そしていまは日本各地を旅する元サッカー日本代表の中田英寿氏と、「AKB48」などのプロデュースで知られる作詞家の秋元康氏、この2人が5月3日、グランフロント大阪でのイベント「Hide’s寺子屋」でトークショーを行った。2人が語る「プロデューサー」論や「地方」論、さらにAKB48のオーディションや総選挙まで話がおよび、集まった約700人の来場者が皆、じっくり聞き入った。

まず、お互いの職業について、中田氏は「元サッカー選手と言われるのはイヤだけどそう言ったほうがどの国でも通用しやすい」といい、秋元氏は「(例えば『川の流れのように』のような)作詞家かな。でも、ヒデはプロデューサーに向いてる。体を見ると、常に自分を“セルフプロデュース”してる」とズバリ指摘。

今回の最大のテーマ「地方」について、秋元氏はオーディションでの体験を披露。「足がきれいな子が受けに来たとする。足を強調する格好をしているのだけど、そんな“ぜったい受かるはず”という子が通らず、ギリギリに汗だくになって走ってきて見せてくれた笑顔の子が通ることがある。0.1を1にする、隠れている部分を引き出すのがプロデューサーの役目」などと話していた。

また、会場が大阪だったこともあり、話は「NMB48」にもおよんだ。秋元氏はNMB48設立の際、桂文枝さんや島田紳助さんらから「大阪でアイドルは育たない」と言われたことを明かし、「たしかに(AKB48の)前田敦子のような子は少ない。かわいいよりもなにかが要る」といい、それを聞いた中田氏は「それこそ地域性ですね」と賛同。AKB48のヒット曲『恋するフォーチュンクッキー』は秋元氏が19歳の時にアメリカ・ロサンゼルスの中華料理店で最後にそのクッキーを出されたのを、曲の作詞時にふと思い出したという“AKB秘話”も飛び出した。

さらに、中田氏がサッカーを始めたキッカケは「キャプテン翼」。これについて「あこがれの選手を聞かれるといつも困る。僕にとってあこがれはキャプテン翼のすべて。だから、あえて1人を決めなくてもいいし、いろいろなものを見て、試して、自分のものにしていくほうが大事」と話し、約5年前に日本を沖縄から回り始め、ラスト北海道を残すのみとなった旅、地方の魅力を今後も日本、そして世界に“日本の良さ”を発信していきたいと締めくくった。
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nakata.net

(Written by Aki Shikama シカマアキ)


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