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スタジオジブリの代表作『千と千尋の神隠し』のモデルになったといわれる街、九份(ジョウフェン)。台北から鉄道やバスなどで片道1〜2時間あまりの場所にあり、台北観光では定番スポットの1つです。

その九份の街を歩くと、たしかに赤提灯が灯る狭い路地や階段路などは映画の世界をほうふつとさせ、特に夕暮れ時に行くと、路地から変わった生き物たちが飛び出してきそうな雰囲気はあります。太平洋を見下ろす斜面にあるため、ここからの眺めは絶景でもあり、台湾らしい茶芸店やステキなレストランなども多いです。

ただ、この九份が最近、日本人観光客がとても目立ちます。もちろんその映画の影響には違いないのですが、台湾ほか世界各地の人々をそれほど見かけないにもあって、平日はもちろん休日などは九份のメインストリートはフォトスポットで写真を撮ろうとする日本人観光客で埋め尽くされ、まるで満員電車状態のようになかなか前にも進めない状態です。

こうなると、映画の風情もあったものではないのですが、できればまだ空いている平日に九份まで行くのをおすすめします。

九份への台北からのおすすめルートは、太平洋SOGO復興館のそばから出ている直行バスに乗るか、台鉄台北駅から鉄道で瑞芳駅まで行って路線バスかタクシーを利用します。瑞芳駅からのタクシー運賃は一律で片道180台湾ドルです。タクシーに乗り込む際に念のため、運転手に声を掛けるか、紙に値段を書いて見せておいたほうが安心です。
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(Written by AS)