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今の季節、来るべき夏に向けて体をシェイプアップしておきたい人も多いのではないでしょうか。健康的でキレイな体をつくるには、やはり体を動かすことがとても重要。
そんなとき知っておきたいキーワードが、運動(=ワークアウト)前に気軽に取り入れられる新習慣として注目を集めつつある「プレワークアウト」です。

「プレワークアウト」とは、スポーツやトレーニングの前に実施することでパフォーマンスアップを促す行為のこと。中でも、持久力アップや筋肉疲労緩和に繋がるサプリメントやスポーツドリンクを運動前に摂取することで、体の内側から働きかけることを指します。
運動中の水分&栄養補給や運動後のプロテイン摂取と比べて日本ではまだまだなじみの薄い行為ですが、欧米では既に普及しており当たり前のように取り入れている人も多いそうです。

そんな「プレワークアウト」が、日本でも徐々に広がりの兆しを見せています。有識者からなる「プレワークアウト研究会」が設立され、その有効性や正しい取り入れ方の普及に努めているのです。
5月中旬に実施された同研究会主催のプレスセミナーでは、研究会の発起人でもある北里大薬学部の小林義典教授や元ビーチバレー選手の朝日健太郎さんらが講演行いました。
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小林教授によると「プレワークアウト」に有効な成分の代表格は、「シトルリン」と「アルギニン」というアミノ酸。これらのアミノ酸を摂取すると、血管内でNO(一酸化窒素)が産生され、血管を拡げてくれます。それによって血流が促進され、持久力、筋力、瞬発力、集中力や代謝の向上、疲労回復など様々な効果が期待できるのだそうです。
また、「シトルリン」と「アルギニン」を1:1の割合で摂取すると、単独での摂取よりもNOの産生が高まるという相乗効果も分かっています。
「シトルリン」や「アルギニン」はもともと体内にも存在するアミノ酸ですが、運動前にサプリやスポーツドリンクで適度に補うことで、スポーツやトレーニングの効率アップも狙えそうですね。

元ビーチバレー選手の朝日さんからもアスリートならではのリアルなお話が。
「運動をする上で持久力はとても大切です。ビーチバレーの場合も、試合が1時間にも及ぶので、持久力を要します。そんな中で、血流によっていかに効率的に酸素や糖分を運搬できるか体中に運搬できるかも重要なテーマでした。NO系サプリは、トレーニングなどの30分前に摂取すると持久力アップの効果が体感できました。こういった形での「プレワークアウト」は、これから広がりが期待されますね。」
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最近では、こうした成分を含んだサプリメントやスポーツドリンクも徐々に増えてきており、そうしたものを運動前に摂取することも立派な「プレワークアウト」といえます。今後、こういったものを上手に取り入れて、日々のスポーツやトレーニングを効率的に行う人が増えていくかもしれないですね。
なお、「プレワークアウト」の取り入れ方や有効性については、「プレワークアウト研究会」のHP『プレワークアウトナビ』でも詳しく紹介されているので、興味のある方は覗いてみては。

■『プレワークアウトナビ』 http://pre-workout.jp/