以前、ニューヨークのタイムズスクエアに登場する謎の着ぐるみ集団をレポートしたことがあります。この着ぐるみ、ハローキティやミッキーマウスなど誰もが知っているキャラクターばかりなのですが、よくよく見るとなにかおかしい。背中にリュックサックを背負っていたり、キャラクターのデザインが微妙に異なっていたり。しかも、勝手にその姿を写真に撮ろうとすると“撮影料”を請求してきます。
(参考)タイムズスクエアに出現 謎の“着ぐるみ”集団の正体
一時期、これらの着ぐるみがキャラクターの著作権を侵害しているので逮捕されるのではというウワサも流れました。しかし先日、同じタイムズスクエアで見たのは、真冬にもかかわらず元気に活動する彼らの姿!
以前見かけたミッキーマウスなどに加え、スポンジボブ、「トイストーリー」のウッディ、マリオまでいて、明らかに数が増えている。しかも、観光客もニセモノだと分かっているのか、金銭交渉をして一緒に写真を撮り、お金を支払っています。たしかに、タイムズスクエアでニセモノとはいえミッキーマウスと写真を撮ることができれば、それはそれで立派な思い出となる。
その他の観光都市、ロンドンやパリ、ローマなどでこういったキャラクターの着ぐるみ集団を見かけたことがないので、エンターテイメントの本場・ニューヨークならではで定着しつつあるのでしょうか。著作権うんぬんが気にはなりますが、観光ビジネスとして成立しているのを改めて目の当たりにした次第です。
(Written by AS)
※記事と画像の無断転載を禁じます