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エンカウントした瞬間に全力で逃げたくなる、FFシリーズお馴染みの強敵「モルボル」のようなおぞましい水棲生物がアメリカで発見された。

グロテスクな緑色の触手を持つこの生物の正体は「ジャイアントグリーンアネモネ」というイソギンチャクの仲間である。ワシントン大学の研究員Laura Sheffield Guyさんは、アメリカのオレゴン州にあるキャノンビーチの海岸で、海鳥を捕食しているかのような瞬間を発見したのだ。
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アラスカからメキシコにかけての水深30m付近に生息。この巨大イソギンチャクは、最大で幅17.5センチ・高さ30センチぐらいまで育ち、触手を伸ばせば直系25センチぐらいまで広がるそうだ。通常は、ウニ、小魚、カニ、ムール貝を主食しているが、今回このような衝撃の瞬間が目撃された。

昨年8月に公開され世界中を震撼させたこの動画だが、今年になってこれらについての研究論文が公開された。研究者の話によると、タコを除く無脊椎動物が海鳥を食べる事は非常に珍しいという。ワシなどが捕まえ殺した鳥を運んでいる最中で海に落とした、もしくは近くのガケの巣から落ちてしまったなど、既に死んでいた海鳥をイソギンチャクが捕食したのではないかと推測されている。
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アメリカに西海岸の浅瀬にはとんでもない生物がいるようだ。もし海水浴に行ってこいつにエンカウントしてしまったら、取り込まれる前にダッシュで逃げよう。