今年2月28日、台湾市政府にある市民広場に大量のパンダが出現しました。
パンダはすべて“紙”で作られ、その数は合計1600匹。「1600パンダ・オン・ツアー・台北」と名づけられたイベントの初日にはのべ30万人もの人々が集まったそうです。しかも、スマートフォンやデジタルカメラで紙パンダを撮影しようと必死になり、紙パンダを抱いて撮ることができるスポットは長蛇の列に。
このパンダたちは、フランス人芸術家のポロ・グランジョン(Paulo Grangeon)氏が手がけ、これまで絶滅動物の危機を訴えるためヨーロッパ各地を回り、アジアでの開催はこの台北が初めて。パンダのほか、タイワンツキノワグマ(台湾黒熊)、ホッキョクグマ、クロサイなど絶滅が心配されている動物10種類も不定期に展示されていたそうです。
自分が訪れた時はあいにくの小雨模様で、すべての紙パンダがレインコートを着用。それでも訪れた人々は雨をもろともせずカメラを収める姿が見られました。市民広場では9日まで、その後3月14日から31日まで中正記念堂の芸文広場でも公開されました。いずれも無料。
実は、パンダも絶滅が懸念されている動物の1つ。1600匹というのは現存するパンダの数にほぼ匹敵するのだそうで、かわいい紙パンダをながめながら、複雑な気持ちになりました。
公式サイト
(Written by AS)
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