29日に開かれた居酒屋チェーン大手のワタミの株主総会で、上場以来初の最終赤字について、創業者の渡辺美樹氏は「ブラック企業との風評」が事業全体の売上に影響を与えたと話しました。“ブラック企業”であることは従業員だけでなく、直接関係ないはずの消費者にまで悪いイメージを与えることがわかったといえるでしょう。
過酷な労働環境の企業を“ブラック企業”と呼ばれているが、今回は弊社アンケートサイトに登録を頂いている男女100人に「うちもブラック企業かも?」と思ったエピソードを募集しました。
まずは42歳男性。当時勤めていた農業関係の企業でのこと。
「自給760円欲しかったら900円分働け。そういうやつに喜んで760円払うと言われた。
出社退社時間は鉛筆書き。みんなで集まって飲み食いするための金といって1000円毎月給料から取られるが、飲み会のときにはその金は使われず別料金払わなければならない。
上司は俺はお前らのことを監視していると言い、本当に車で回って監視していたらしい。」
会社に監視までされるのは怖いですね。
次は現在教師として働いている女性が以前に務めていた学校でのこと。
「子どもが放課後に車とぶつかった時に“教員なのだから24時間365日、子どもの行動をすべて把握していなさい”と校長から言われた。 年度末に退職した際には“3月31日付で退職で良いですね”と言われ、有給を40日近く残したまま退職させられた」
「公務員は安定」と言われていますが、働く場所、上司によって違うようですね。
また、金銭面でのトラブルが多いのもブラック企業の特徴のようで残業代や休日出勤代が出ないのは当たり前。中にはこんな企業も・・・
27歳女性(当時飲食店)「給与明細が出ず、タイムカードは自分で計算申請。15分単位の時給だが給料の振込額が違うこともあった」
35歳女性(当時医療関係)「昇給年一回、ボーナス年二回、と説明されていたのに、そんなもの出ると思ったかと朝礼で上司に言われた」
ちなみにこんな声も。
43歳女性(イベント代理店)「人口密度が高く、席が超狭い。多分、消防法に引っかかっているはず」
いかがだったでしょうか?
このほかにも様々な意見が寄せられました。退職してしまうと笑い話にできてしまうブラック企業話もありますが、体調や精神的に病んでしまっては人生を左右します。ちょっとでもブラックかもと思ったら、冷静に会社を見てみるのも良いかもしれません。