これほどのまで美しく泳ぐリュウグウノツカイを見たことがあるだろうか。これはメキシコの浅瀬で観光客によって撮影された、リュウグウノツカイが優雅に浅瀬を泳ぐ姿である。
日本でも度々死体が打ち上がり話題になることがあるが、ここまでナチュラルな姿で泳ぐ姿も貴重である。リュウグウノツカイは水深200メートル以上の深海でも生息し、長く伸びた赤い背びれと鮮やかな銀色の体が特徴だが、詳しい生態は未だ解明されていない。
日本では昔から「地震が起こる前兆だ」などと言われている。一説によると地震が発生する特殊な電波により普段深海にいる生物の方向感覚を失わせ、陸地に大量漂流させるのではないかと言われているが、科学的な根拠は無く、都市伝説レベルの話だ。
昨年10月に米国カリフォルニアの浅瀬で全長約 5.5メートルのリュウグウノツカイの死体が発見されたというニュースが報じられている。カリフォルニア付近に生息するリュウグウノツカイは大きなものが多く、これまで1996年にサンディエゴで打ち上げられた、全長7メートルのリュウグウノツカイの記録が残っているという。
アメリカの西海岸に旅行をお考えの方は、ぜひ海岸に足を運んでみよう!