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政府・自民党が推進する無電柱化の趣旨に賛同し、「〜上を向いて歩こう〜無電柱化民間プロジェクト」実行委員会が設立された。

「自民党が何かするとなると、今度は誰かが得をすることなのだろう、と考えてしまいがちだが、これに関しては日本国民みんなが得をするプロジェクトではないだろうか」。
10日都内で行われた「〜上を向いて歩こう〜無電柱化民間プロジェクト〜」記者発表会の場でそう語ったのは政治ジャーナリストの角谷浩一氏。

我々日本人で気に留めている人はあまり多くないかもしれないが、日本を訪れた諸外国の人の多くがこの国に「電柱が多い」という印象を受けるそうだ。
実際に日本の美しい景色の多くは、視野に電柱・電線を一切入れずに眺めることは難しい現状がある。また、震災等の災害時、電柱が倒れて道路を塞いでしまい、救急車両がスムーズに救助に向かうことが出来ないという事態も実際にあった。
欧米諸国では既に「無電柱化」が日本よりもはるかに進んでおり、日本は無電柱化後進国と言えるのだ。

実行委員会は、これらの景観・観光、安全・快適、防災という観点から、日本の無電柱化を応援するという。記者発表会では、前述の角谷浩一氏の他、小池百合子(自民党無電柱化小委員会委員長)氏、デーブ・スペクター氏、長塚智広(オリンピック金メダリスト)氏、杉本誠司(ニワンゴ社長)氏、など、20名の政治家、文化人が出席し、それぞれの立場から無電柱化への思いを語った。

プロジェクトの詳細に関しては、7月10日(木)にオープンしている公式WEBサイトとFacebookページをご覧頂きたい。

また、Facebookでは、「電柱が入っている残念な景色」もしくは「電柱が入っていない綺麗な景色」をFacebookページにハッシュタグや撮影場所とともにアップし投稿するという、『電柱が消えたら景色がいいで賞』キャンペーンの作品募集を開始している。審査は同実行委員会が行い、「もっとも残念な景色アップした人」  「もっとも綺麗な景色をアップした人」に選ばれた方にはプレゼントが贈られる。

■WEBサイト:http://mudenchuka.jp
■Facebookページ:http://www.facebook.com/mudenchuka