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お天気キャスターの森田正光さんによると、東京の梅雨明けは7月24日に訪れるらしい。

森田さんが梅雨明け予測をしたのは、15日に行われた5-15(ゴーイチゴー)℃PROJECT「水分補給啓発イベント」だ。
近年の夏の暑さを象徴するニュースといえば、日本各地で発生する熱中症患者についてだろう。
同プロジェクトは、熱中症対策のために有効な水分補給は5℃から15℃程度のドリンクであることの認知と啓蒙のためにたちあげられたプロジェクト。ちょうど熱中症について盛んに取り上げられ始めた2011年に開始されてから、様々な有識者と連携を図りながら、熱中症対策やスポーツパフォーマンス向上をサポートする活動を実践している。

同イベントではお天気キャスターの森田さんの他、2014年に打ち上げられ、地球全土の1時間ごとの降水状況を観測できる全球観測「GPM」に計画当初から携わるJAXA職員沖理子さんや、大手町アビエスクリニック院長で、タレント並に弁の立つ早田台史(はやた・だいし)先生が登場、“熱帯化している”といわれる日本を含めた地球環境の変化や、熱中症対策について各々プレゼンを行った。

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中盤のトークセッションでは、プレゼンを行った3名が登場。
早田先生により、熱中症を予防するために必要なのは、「クーラーの効きすぎに注意して、少しは暑さに慣れておくこと」「水分補給をこまめに行うこと」「水分補給には5〜15℃程度の冷水が最も効率が良いこと」との説明があったのだが、実際5〜15℃ってどれくらい?という疑問を森田さんが同プロジェクトを主催する断熱容器メーカー・サーモスのスポーツボトルを使って実践。森田さんが日常的に実践している方法で、夜中目覚めたときでも寝る前に作っておけばまだちょうどいい温度の水分補給ができるのだという。
 
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ボトルに半分ほどの氷を入れて、そこに水などを注ぎフタを閉めてシェイクすると、すぐに5〜15℃の冷水ができあがると力説していた。

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真夏のニュースとして取り上げられがちなもうひとつのニュースは、「○○県○○市で40℃を記録!」みたいな、ある特定の地域の気温が特に高くなった、というニュースだろう。
後半は“日本一アツい討論会”と称して、2007年8月16日に40.9℃を記録して1933年に山形での40.8℃の記録を更新した岐阜県多治見市と、2013年8月12日、さらにそれを0.1℃上回る41.0℃をマークした高知県四万十市の各市長とご当地キャラが登場。
2自治体の“アツい王者”が地元の自慢や高温を記録してからの街の反応などについて話した。
 
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多治見市「うながっぱ」、四万十市「しまっチ」はともにウナギをモチーフにしたキャラクター。
多治見市には蒲焼きの老舗が多く、四万十市は綺麗な四万十川で育った高品質なうなぎを自慢しあった。
会場では前述の早田先生が2地域のうなぎを試食。こちらもやはり弁舌な味のレポートでそれぞれの魅力を語った。

地球温暖化によって例えば平均気温が1℃上がったとする。
森田さんによると、これは毎日の気温が1℃ずつ上がることを意味するのではなく、月に30℃上がることを指すのだという。つまり、月平均30℃の場合、35℃を超える日でみればじつに6日間も増えることになるのだ。

8月を迎え、これからどんどん暑くなっていく。
効率のよい水分補給を行うことで、自ら熱中症のリスクを避けて行くことが肝要だ。