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今年の7月28日で第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件から100年。そこから第二次世界大戦の終戦まで30年間、大戦で各国の中心となった人物にスポットを当て、いかにして戦争が始まり終わったのかを3年がかりで制作した番組のイベントに参加してきました。

上映前のトークセッションでは、ジャーナリストの竹田圭吾さんと、元プロ陸上選手の為末大さんが登壇しました。
 
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第一次世界大戦から第二次世界大戦まで30年、人間ひとりの人生で考えれば長いけれど、人類の歴史で見ればあっという間の時間です。これだけの短い時間なので、当たり前のように第二次世界大戦で名を馳せた人々は青年期に第一次世界大戦に色々な形で関わっています。
一つ目の対戦に参戦することで、それまでの考え方が変わる者、より一層自分の信念を確固たるものにした者。大きな影響を受けてそれぞれが国の代表者となり、第二次世界大戦へと進んでいきます。
第一次世界大戦はそれまでの王政の限界を崩すための戦争、そこで活躍し、生き残った者たちが、カリスマ性を持ち、国を率いて起きたのが第二次世界大戦だった、という流れがよくわかります。

チャーチル、ド・ゴール、ヒトラー、ムッソリーニ、東条英機、ルーズベルト、スターリン・・・、様々な人物が登場し物語は進んでいきますが、私が第一話目で注目したのはアメリカの軍人である【ジョージ・パットン】です。
なんとなく聞いたことある名前ですが、どんな人物であるのか。戦争が大好きでしょうがい、効率のよい兵器を作り出し、自分がハンニバルの生まれ変わりだと豪語していたちょっと「あぶない」人のようです。おそらくアメリカではかなりの有名人だと思うのですが、人格的に誉められた人物とは言い難いので日本人の私達にはそれほど浸透していなのでしょう。
今後パットンがどの様に活躍し、どの様に戦争と関わっていくのか注目したいと思います。

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ヒストリーチャンネル「ザ・ワールド・ウォーズ〜権力者が生きた世界大戦〜」は8月9日(土)、10日(日)21時〜24時まで全6話が放送される。
第一次世界大戦から100年目の今年、過去の戦争について色々と思いを馳せる夏を過ごすのもいいのではないでしょうか。

ヒストリーチャンネル「ザ・ワールド・ウォーズ〜権力者が生きた世界大戦〜」
2014年8月9日(土)、10日(日)連日21:00〜24:00ほか放送